猫の個性は7つに分類でき、種類によって傾向が大きく異なると判明

人間関係で大切なのは相手をよく知ること。同じように、気まぐれで、だからこそかわいい猫たちと付き合うために重要な猫の個性に光が当てられました。詳細は以下から。


ヘルシンキ大学のSalla Mikkola博士らの最新の研究によると、猫の性格やふるまいは7つに分類することができます

Mikkola博士は犬に比べて猫の性格、振る舞いなどの個性の研究はこれまで進んでいなかったと指摘。より深く知ることで猫の攻撃性や排泄などにおける問題行動を減らし、猫の幸福度を改善できるとします。

研究では猫の飼い主に対して138項目のアンケートを実施。これは猫が実験室では自宅と振る舞いを大きく変えるため、正確な結果が期待できないためです。

アンケートでは猫の性別や年齢、種類に経路、どんな活動をしているかを記入してもらい、一定期間後に再び回答してもらいました。これらの2つのアンケートを比較することにより、回答の正確性を測ります。

不正確な回答を除外した最終的な4316匹の猫たちのデータから、Mikkola博士は猫に5つの性格特性と2つの行動特性があることを突き止めました。

◆性格特性
・活発・遊び好き
・臆病
・人間に攻撃的
・人間に社交性
・猫に社交性

◆行動特性
・トイレ問題(トイレを嫌がる、使い方が下手)。
・過剰な毛づくろい

なお、大方の想像どおり猫の種類によって個性の傾向が異なることも分かりました。

同大学の獣医学者Hannes Lohi博士によると、ロシアン・ブルーはもっとも臆病で、アビシニアンは一番怖がらない。ベンガルは一番活発で、ペルシャとエキゾチックショートヘアはもっともおとなしいとのこと。

またシャムとバリニーズは他に比べて毛づくろいが過剰で、ターキッシュ・バンは人間に攻撃的ながら猫への社交性が低いとしています。

この研究の目的は猫の行動分析ではなく、どのように分類できるかを示すこと。猫の性格がどのような多様性を持つかの輪郭を描くことで、将来の研究の基礎にしようというものです。

猫の種類や個体の個性をよりよく理解すれば、猫との付き合い方や問題への対応を変えてゆけます。

あなたの猫はどんな性格か、リストを見ながらチェックしてみてはいかがでしょうか。

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