湿気から飲料水を作れるロボット「ELU」発明、制作費2万円台ながら火星でも活用可
火星はもちろん、地球上の飲料水を得にくい地域でも活用できそうです。詳細は以下から。
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エジプトの28歳のエンジニア、Mahmoud ElkoumyさんはAIを搭載し、空気中の湿気から飲料水を生成できるロボット「ELU」を開発しました。
このロボットはNASAの火星探査にインスパイアされたもの。太陽光発電で稼働し、一定の湿度がありつつ液体の水のない火星の環境で使用することを想定しています。
つまり、ELUがあれば火星の大気から人間には必須な飲料水を得られることになります。
実際に動いている動画は以下から。火星の砂漠で突然出会えたら嬉しい、なんともかわいらしい顔をしています。
This robot was built to produce water on Mars – YouTube
なお飲料水を得るための工夫には、これまでもポリマーや熱交換を用いる方法がありましたが、大きなポイントはその安さ。ELUの最終モデル作成に掛かったのは250ドル(約2万7000円)ほどでした。
1リットルの飲料水を作るのに掛かる金額も2円程度で、他の方法の1/10程度で済むとしています。
有人火星飛行の際に非常に重要な技術になる可能性もありますが、何より地球上でもきれいで安全な飲料水を得難い地域は少なくありません。
ElkoumyさんはELUの技術を産業レベルに発展させ、そうした地域に飲料水を届けたいと考えています。
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