「AirPods」が特許侵害だとオーディオメーカーがアップルを訴訟、しかし裁判前に和解


オーディオメーカーから訴訟されていたAppleですが、大ごとになる前に事を収めたかったのでしょうか。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、Appleは「AirPods」と「Beats」ヘッドホンをめぐる特許侵害訴訟で、オーディオメーカーkossと和解したそうです。

Kossは、2000年代初頭に開発したというワイヤレスヘッドフォンの側面をカバーする複数の特許を侵害しているとして、2020年にAppleを提訴。

一方Appleは、自社製品は侵害しておらず特許は無効であるとし、また訴訟自体がKossがAppleに対して訴訟を起こさないという2017年の機密保持契約を破ったと主張。

7月25日にはAppleとKossの裁判が行われる予定でしたが、両社はその前に和解。結果として訴訟は却下されたとのこと。

Appleは、メーカーと製品を共同開発して機密保持のためとして契約を結んでから、その後ノウハウを生かして自社の特許として取得する、という事例が何例もある企業。

裁判になる前に和解を成立させたと言うことは、長引けばApple側が不利になると判断したのでしょうか。

・関連記事
まもなく登場の「Apple Watch Pro(仮)」、大画面で耐久性アップも『デカすぎて一部の顧客にしか受けない』と酷評される | Buzzap!

世界のスマホ市場「SamsungとAppleの二強体制」に集約、XiaomiやOppoなど中国メーカーが後退 | Buzzap!

Appleがデザイナー「ジョナサン・アイブ」氏との契約解除、約30年の関係に終止符 | Buzzap!