Apple Watchを彼女の車に仕掛け、位置情報を追跡した男が逮捕



先日はAppleの「AirTag」が車泥棒などに悪用されたとして話題となりましたが、今度はApple Watchの悪用で逮捕です。詳細は以下から。

海外メディアによると、Apple Watchを彼女の車のホイールに仕掛け、位置情報を追跡した男が逮捕されたそうです。

これまでAppleの紛失防止用のスマートタグAirTagを用いたストーキングや車泥棒の被害は報告されていましたが、Apple Watchが使われるのは極めてまれなケースとのこと。


逮捕されたのはアメリカ合衆国テネシー州のナッシュビルに住む29歳のLawrence Welch。

実はWelchさんの彼女、これまでWelchから何度も殺害予告されたとし、保護命令を受けようとFamily Safety Centerに相談していたところでした。

宣誓供述書によると、この日センターの警備員がWelchさんを発見し、警察に通報しました。

Welchは建物に近づく代わりに彼女の車の横でしゃがみ込んでおり、警察が調べたところホイールに取り付けられたApple Watchを発見。Welchは自分のものだと認めました。


Welchと彼女は通常「Life360」という位置情報アプリで互いの所在地を交換していましたが、彼女はセンターを訪れる際にはアプリを切っていました。

こうした時には、Welchから「位置を知らせろ」「電話を掛けてこい」というメッセージが鬼のように送られてきていたとのこと。


WelchはLife360が切られた際にも彼女の位置を特定するため、こっそりApple Watchを車に仕掛けていたことになります。

Welchは実は2021年7月に2件のDVで罪に問われており、12月にはこれらの容疑で逮捕されていました。ということで、ガチのDV案件にApple Watchが悪用されていたことになります。

AirTagなら、専用アプリ「探す」の「不明なアイテム(Unknown Items)」機能から近くにある他人のAirTagを検知し、無効化できますが、Apple Watchはまた別物。


むしろ無効化できない分、悪用されるとたちが悪いと言えそうです。

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