トラックボールの販売2年で2倍超に、スペース取らない利便性がテレワークで好評か
コロナ禍の中でようやくトラックボールが少しずつメジャーになってきています。詳細は以下から。
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家電量販店・ネットショップの実売データを集計するBCNランキングによると、国内のトラックボールの販売台数が2019年1月からの2年間で倍増したそうです。
トラックボールは本体を動かしてポインターを操作するマウスと違い、ボールを指先で転がして操作するデバイス。本体の位置を動かさずに済むため、場所を取らない利点があります。
加えて長時間のマウス操作を繰り返すことで手首などが痛む「マウス腱鞘炎(マウス症候群)」を起こしにくいという特性もあります。
ランキングでは新型コロナの拡大と共に販売台数が増加し、2020年10月に代表的トラックボールの名機、ロジクールの「M570」の後継機となる「ERGO M575 Wireless Trackball Mouse」が発売されたことで一気に跳ね上がりました。
その後もトラックボールの販売台数は安定的に増加していますが、ここには2021年に入ってから繰り返された緊急事態宣言などによるテレワークの日常化が影響していると考えられます。
狭い部屋で仕事スペースを確保するのは容易ではなく、空間の有効活用を考えればPCの横に固定でき、腕を動かさずに操作できるトラックボールはコントローラーとして非常に優秀。
日本の住宅事情とコロナ禍でのテレワークという状況にトラックボールの特性がこの上なくマッチしたと言えそうです。
とはいえ、最初に操作方法に慣れるまでに半日から数日かかるとっつきにくさから、これまではマウス市場では2~3%のシェアに留まっていました。
現在は倍増の5.5%になったとはいえ、いまだに少数派。コロナ禍中にさらにシェアを広げることができるでしょうか。
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