G’z Oneスマホ難民の救世主、京セラの耐衝撃・極地戦用モデル「Torque(トルク)」

NECカシオがスマートフォン事業から撤退したことを受け、「G’z One」から乗り換え先が見つからない「難民」が生まれることが懸念されるわけですが、そんなユーザの救世主となるかもしれないモデルが京セラの「Torque(トルク)」。

ホースやスプリンクラーからの水に耐える防水性能、1m22cmの高さから26回落下させても大丈夫な耐衝撃性能、6時間にわたる防塵、1時間におよぶあらゆる方向からの耐振動試験をパスするなど、むしろどういう状況を想定して作ったのかが気になるレベルで作り込まれています。


これが「Torque」本体。4インチワイドVGA(800×480) IPS液晶とMSM8960(1.2GHz、デュアルコア)、1GBメモリを備えたLTEスマートフォン。さらにディスプレイ自体が振動することで雑踏の中でもクリアな音声で聞き取ることができる「スマートソニックレシーバー」を備えています。

背面にはHDR撮影対応の500万画素カメラ。バッテリー容量は2500mAhで、最大32GBのmicroSDにも対応。






スペックはこんな感じ。

実際に動作させたところ。

G’z Oneスマホ難民の救世主、京セラの耐衝撃モデル「Torque(トルク)」 – YouTube

なお、「Torque」は京セラが誇る頑丈な端末「Dura Series」の流れを汲んだモデルで、防水・防塵・耐衝撃・耐振動だけでなく、以下のような過酷な状況に対応可能。まさに極地戦用スマートフォンです。

◆耐塩水
24時間の塩水噴霧後、24時間の乾燥放置状態の試験をパス。長時間海辺に放置することの多いサーファーや海好きの人でも無問題。

◆耐湿度
湿度95%の状況下で連続10日間の試験を実施。人間が耐えられない環境でも端末は耐えることができます。

◆耐日射
24時間にわたる1120W平方メートルの日射条件の中、対日射性能試験を実施。人の場合、日焼け止めが必要な環境でも、端末は必要ありません。

◆低圧対応
2時間にわたる57.11 kPa/1万5千フィート(4572メートル)の低圧環境化でも問題なく作動。これはハワイとアラスカを除く米国48州にある最も高い山頂よりも低圧な環境条件下でも動作するということに。

開発者は携帯電話に何か恨みでもあるのかと思うほどの性能を誇る「Torque」ですが、今後もシリーズ展開されるのであれば「G’z One」難民の受け皿となることも期待される出来栄えに。なお、同モデルはCEATEC JAPAN 2013の京セラブースに展示されています。

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