ハイエンド販売不振でHTCやソニー、LGなどのスマホ各社がミドルレンジに注力へ
スマホメーカー各社がミドルレンジに注力し始めていることが明らかになりました。
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HTC, Sony Mobile and LG shifting focus to mid-range smartphone models
台湾のIT系ニュースサイト「DIGITIMES」によると、LG電子やHTC、ソニーといったメーカー各社が300~400ドル程度で販売されるミドルレンジモデルに注力しつつあることを業界関係者が明かしています。
すでにHTCはミドルレンジのフラッグシップモデルとして、「Snapdragon 400(クアッドコア、1.2GHz)」に5.5インチHD液晶搭載の4Gスマホ「HTC Desire 816」を発表。1799人民元(約3万円)で中国市場などに向けて販売される見通しです。
さらにソニーも先日、ハイエンドモデル「Xperia Z2」に合わせて「Xperia M2」を発表。こちらはSnapdragon 400に4.8インチqHD(960×540)液晶を備えたモデルです。
また、LG電子もSnapdragon 400に4.7インチのqHD(960×540)IPS液晶を備えた「LG G2 mini」を発表しています。
なお、大手メーカー各社がミドルレンジに注力し始めているのは、ひとえにハイエンドモデルの販売不振によるもの。
昨年末には「LG G2」が販売目標1000万台に対して200万台、1000万台出荷する予定だったHuaweiの「Ascend P6」が300万台にとどまるなど、大手各社のハイエンドモデルが深刻なまでに売れない事態に陥っています。
しかしその一方でSamsungが発売半年で「Galaxy S4」を4000万台、Appleが2013年9月末までの3ヶ月間でiPhoneを3400万台販売するなど、着実にハイエンドモデルの販売数を伸ばしているため、今後はスマホメーカーの間でどの分野に注力するかが分かれてくることとなりそうです。
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