Intelがモバイル重視の戦略見直し、次世代CPU「Broadwell」のデスクトップ版投入へ

見送られることが決まっていた次世代CPU「Broadwell」のデスクトップ版が投入されることになりました。


Intel Sets Sights on Reinvention of Desktop Computing

現地時間の3月19日に発表されたプレスリリースにおいて、Intelは「Broadwell」のコードネームで開発している第5世代Coreプロセッサのデスクトップ版を投入することを表明しています。

同社はデスクトップパソコン市場の成熟を受け、ノートパソコンなどのモバイル向けのみに「Broadwell」を投入し、デスクトップには現行の「Haswell」に手を加えたモデルのみを提供する予定でしたが、今回の発表はそれを覆すもの。

「Broadwell」は「Iris Pro Graphics」を採用することで、グラフィック性能もさらに強化されています。

なお、8コア・16スレッドやDDR4メモリにも対応したほか、ダブルグリスバーガー問題を解決してオーバークロック耐性を備えた「Broadwell」ベースの新プロセッサ「Devil’s Canyon」は今年半ばに投入される予定。

デスクトップにも力を入れることになった今回の方針転換について、Intelは小型パソコンやオールインワンパソコンといったカテゴリが熱を帯び始めていることを挙げています。

・関連記事
Nexus 8は最新CPU「Atom Z3580(Moorefield)」搭載か、低価格での提供も期待 | BUZZAP!(バザップ!)

高性能CPU戦争からAMDが脱落、Intelの一人勝ちで終焉へ | BUZZAP!(バザップ!)

IntelがSDカードサイズの超小型パソコン「Edison」を開発 | BUZZAP!(バザップ!)

割安パソコン「Chromebook」日本上陸へ、低迷するPC市場の救世主に | BUZZAP!(バザップ!)

サポート終了後に日本国内で残るWindows XPパソコン、なんと750万台以上に | BUZZAP!(バザップ!)

Intelの次世代CPU「Broadwell」はノートやモバイルのみに、デスクトップ版は無し | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

ハードウェア に関する人気記事

  1. 【速報】格安なのに高性能で省電力な「GMKTEC NucBox M2」値下がり、FF14も遊べて仕事や趣味など多彩に活躍できるミニPCに
  2. 【1ドル189円】新型「Surface Pro(第11世代)」価格設定がとんでもないことに→Office抱き合わせ販売のせいでした
  3. 無料でサウンドバーが付く100インチ超格安テレビ「Redmi MAX 100 (2025)」Xiaomiが発売、144Hz表示の高性能モデルたった10万円台に
  4. 【追記あり】シャープが液晶事業売却へ、経営危機以来の最終赤字も→液晶でなく半導体と訂正で『写メール』以来の自社カメラセンサー撤退か
  5. Core i5搭載の超小型PC「GMK NucBox 2」3万円台半ばに大幅値下げ、高性能で場所も取らないテレワークにも最適な格安パソコンに

ハードウェア の最新記事