バイオハッカーたちの最新トレンドは「LEDを手首に埋め込んで光らせる」
身体改造を愛するバイオハッカーと呼ばれる人々の間でLEDを皮膚に埋め込むことが新たなトレンドとなりました。詳細は以下から。
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サイボーグになりたいと思ったこと、誰でも一度くらいはあるのではないでしょうか?そんな夢を少しでも現実に楽しみたいと考える人々がこの世には存在しています。彼らの名はバイオハッカー。
そんなバイオハッカーのグループのひとつGrindhouse Wetwearのメンバー3人はドイツのデュッセルドルフで開催されたサイボーグ・フェアにおいてスウェーデン人のタトゥー&身体改造アーティストJowan Osterlundさんの手によって、それぞれの手首にLED内蔵デバイス、その名も「Northstar V1」を埋め込みました。
(クリックでモザイク無し画像)
このインプラント手術は15分ほどの簡単なもので、手の毛を剃って消毒し、切開して「Northstar V1」を挿入し、縫合したとのこと。
「Northstar V1」はコイン大の回路基板に5つのSMD LEDを埋め込んであり、シリコンでコーティングされています。磁石がこのデバイスに近づけられるとセンサーに反応してLEDが10秒間点灯するとのこと。電源は3Vの電池を使用しています。
で?それだけ?と思われる方もいるかと思いますが、それだけです。これはあくまでバイオハッキングという美学なのです。大量のボディピアスを付けたり身体改造でヴァンパイアのような外見になるのと似ていると考えると分かっていただけるでしょうか?
ですがもちろんGrindhouse Wetwearのメンバーたちはここで立ち止まるつもりはありません。これはあくまで第一段階だからこそ美的な意味しか持っていませんが、今後はさらに開発を重ねて実用的なウェアラブルデバイスへと進化させてゆくつもりです。
彼らは改良版ではジェスチャ認識機能とBluetooth接続機能によって、インプラントしたユーザーが電子機器を手の動きだけで操作できるようにしていきたいと豊富を語っている他、発光パターンやカラーバリエーションを増やし、電池を充電式にしたいと考えています。
え?じゃあ「Northstar V1」は電池切れたらもう光らないの?と心配される方もいるかもしれませんが、そこは省電力が売りのLEDのため、改良版開発までは持つと想定しているのではないでしょうか。
SFの世界と現実世界を混ぜてしまいたいと考えるバイオハッカーたち。もちろん既に医療の現場などではコンピューター制御の高性能な義肢や人工臓器が開発されていますが、アートやファッションの分野からも新たなアプローチが今後続々と生まれそうです。
Biohackers Insert LEDs Into Their Hands IFLScience
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