まるで巨大な生き物のよう、人間の時間の外にある「東京」を切り取るタイムラプス動画「Hello Tokyo」

人間の時間の外にある東京は、私たちが普段目にする街とは大きく違っていました。詳細は以下から。

3500万人にも及ぶ人口を抱える日本最大の都市、東京。その存在は東京都という行政区をはるかに超えて関東平野全域に及び、世界最大の都市圏を形成しています。

張り巡らされた列車網と道路網、どこまでも続く住宅地に人々は住み、働き、移動し続けているわけですが、そんな私たち人間の体感する時間を外した時、東京という存在はどのように見えるのでしょうか？

イギリスの撮影監督、Christoph Gelepさんは2016年1月に東京を5日間にわたって訪れ、「Hello Tokyo」というタイムラプスムービーを作成しました。圧倒的な映像美と共に、私たちとは違う時間の流れの中で見つめられた東京の姿が浮かび上がってきます。動画は以下から。

新宿、渋谷、浅草、お台場、食傷するほどに見慣れたそれらの景色が時に速く、ときにゆっくりと再生されてゆく時、ビルや住宅は細胞のように、道路や線路はまるで血管のように、そして私たち人間は血管を流れる血球のように見えてきます。

地平線の彼方にまで広がる巨大な生き物。比喩としては散々に言い尽くされてきた都市の姿がこの上なく明らかに浮かび上がってきます。私たちが作り上げ、維持し続け、そして自らがその一部でもある、そんな都市と人間の関係を感じることができるのではないでしょうか？

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