PHSの帯域で高速通信できる次世代規格「sXGP」対応スマホ発表

2020年7月のサービス終了が告知されたPHS。

同サービスに用いられていた帯域を使い、新たな通信サービスが提供されます。詳細は以下から。


まずチェックしておきたいのが、現在PHSが提供されている周波数帯(1.9GHz帯)を利用して導入予定の「sXGP方式」。

PHSは一般的な携帯電話のような日本全国での通話・データ通信以外に事業所などでの内線電話として(いわゆる「自営モード」)活用されてきました。

しかし残念ながらPHSは今となっては完全に日本ローカルな通信規格。PHSの周波数帯が中国で普及している「Band 39」であることも、新たに提供されるsXGPでは「TD-LTE」を採用することをXGPフォーラムが提唱しました。

これによりBand 39に対応した多くのスマホを電話の子機として利用できる上、IoT端末などのデータ通信用途にも活用できるようになります。

データ伝送速度はこんな感じ。

なお、sXGPは既存のPHS方式などと共存可能です。

そして本日、イエデンワなどの変態PHS端末でおなじみエイビットと中国メーカー・Baicellsの合弁会社が3G(W-CDMA)とsXGPに特化した「BaiPhone-Q8001」を発表。2019年3月発売を予定しています。

・関連記事
DDIポケットやウィルコムのプラン・端末までカバー、PHS終了にあたってワイモバイルがまとめたページが永久保存したいクオリティ | BUZZAP!(バザップ!)

【注意】PHSを持ち込むだけで犯罪者として投獄される国があります | BUZZAP!(バザップ!)

AXGPは終了?ソフトバンクが2.5GHz帯(Band 41)で5Gを2019年後半に提供へ | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

モバイル に関する人気記事

  1. 【朗報】Pixel 8a「7年保証」で5月16日発売か、『ずっと使える廉価版』競合各社の格安スマホを圧倒へ
  2. 【悲報】Galaxy S25 Ultra「積層型バッテリー」非搭載でiPhone 16に見劣り、Snapdragon 8 Gen 4高騰で65W急速充電も非対応に
  3. 「廉価版iPad Pro」年内発売へ、miniLED搭載の新シリーズiPadは「ProとAirの中間」を目指した手ごろな高性能モデルに
  4. 「Snapdragon 8 Gen 4」低クロック動作すらGen 2圧倒の『えげつない高性能』に、ただし消費電力や発熱問題の懸念消えず
  5. 【朗報】Pixel 8a「お値段そのまま」か、まさかの値上げ回避で「7年保証の格安スマホ」爆誕も油断は禁物に

モバイル の最新記事