サーモンの概念を20分で覆す「レアスモークサーモン」のつくりかた
以前BUZZAP!で紹介したポータブル燻製マシンを用いると、驚くほど簡単にサーモンの概念をひっくり返すことができます。詳細は以下から。
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ちょっと贅沢でオシャレなワインのおつまみとして古くから人気なのがスモークサーモン。キリッと冷えた白ワインとのマリアージュは理想的ですが、手づくりするハードルは決して低いものではありません。
ソミュール液なる漬け汁を作ったり塩とハーブで一晩以上塩漬けする必要があり、その後塩抜きをしたりと工程が多い上にそれぞれに時間が掛かります。また、火が通ってはいけないため冷薫にする必要があり、生魚のため温度や衛生的な意味での管理も大変。
そんなハードルを軒並みぶっ壊した上で、この上なく美味しいのが今回紹介する「レアスモークサーモン」というわけです。所要時間は20分弱、事前の仕込みなども不要です。
用意するもの
・ポータブル燻製マシン(以前紹介した「グリーンハウス スモークメーカー」を使用しています)
・燻製用チップ(今回はヒッコリーを用いています)
・ジップロック
・サランラップ材料
・刺身用サーモン…1柵
・ケッパー…少々(お好みで)
・ディル…少々(お好みで)
・岩塩…少々(お好みで)
今回使うのはスーパーで買ってきた普通の刺身用トラウトサーモン。基本的に生食なので、鮮度の良いものを選びましょう。
サーモンをそぎ切りにします。切り方はこちらのサイトなどを参考にしてみてください。スモークの際に表面積が大きい方がより香りを楽しむことができます。
そぎ切りにしたサーモンを、バットの網の上に重ならないように並べます。
並べたらサランラップで表面を覆い、ポータブル燻製マシンのチューブを端に挿入します。この時空気が漏れないようにしっかり隙間を塞ぎましょう。
煙がしっかり充満したら、チューブを抜き取ってその隙間をラップで塞ぎ、冷蔵庫に入れて10分程度馴染ませます。
取り出したら皿に盛り付け、お好みでケッパーやディルをあしらったらできあがりです。
基本的にはケッパーの酸味とスモークの風味で極めて美味なのですが、塩みの強い方が好みの人は、食べる直前の段階で軽く岩塩を振ってもよいでしょう。
いわゆるスモークサーモンと違い、レアスモークサーモンは「サーモンの刺身に燻製の風味が付いている」と言えばイメージしやすいでしょうか。
スモークサーモンの濃厚な味わいとは逆に、あくまでサーモンをフレッシュなままに冷薫することで生み出される風味は格別。寿司や刺身など、生魚の大好きな日本人にはぴったりの味に仕上がります。
調理時間も短く特別な設備も不要なのでアウトドアでも作れてしまいますが、あくまで生魚なので衛生管理を徹底した上で自己責任で作りましょう。
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