ファーウェイが157Tbpsの伝送速度を光ファイバーで達成し世界記録、既存のケーブルで使える革新的技術に

20TBのハードディスクの中身を一瞬で送れてしまうほどの速度です。詳細は以下から。


Huaweiのニュースリリースによると、Huaweiはフランスの通信事業会社のOrangeと共同で、120kmの光ファイバーを通して157Tbps(毎秒約19.6TByte)の伝送速度を達成し、世界記録となったそうです。

これはフランス南西部のOrangeの通信網を使って試験されたもので、既存の光ファイバーのシステムでも活用でき、新たな設備に投資することなく伝送容量をアップグレードできるとのこと。

157Tbps(=15万7000Gbps)というのは想像もできない数字ですが、現在の家庭用の光回線が10Gbpsで高速通信といわれることから、その1万5700倍も早い回線になります。

世界の通信量は今後10年間増加し続けるといわれる一方で、光ファイバーのスペクトル効率(転送できる容量)は理論的な限界に達しつつあるのが現状。

そうした中で、既存の設備を利用しつつ、将来の膨大なトラフィックの需要にも対応できる技術革新として期待できそうです。

・関連記事
ファーウェイに1700億円を超える特許収入、サムスンなどに5G技術提供でスマホ減収をカバーしていることが明らかに | Buzzap!

ファーウェイ「HarmonyOS」世界最速で普及、『第3のOS』の地位を確立してしまう | Buzzap!

ファーウェイCEO「制裁が無ければ我々はAppleと世界を二分し、サムスンはその他扱いだった」 | Buzzap!

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

モバイル に関する人気記事

  1. 【朗報】Pixel 8a「お値段そのまま」か、まさかの値上げ回避で「7年保証の格安スマホ」爆誕も油断は禁物に
  2. 【悲報】Galaxy S25 Ultra「積層型バッテリー」非搭載でiPhone 16に見劣り、Snapdragon 8 Gen 4高騰で65W急速充電も非対応に
  3. 【朗報】Pixel 8a「7年保証」で5月16日発売か、『ずっと使える廉価版』競合各社の格安スマホを圧倒へ
  4. 「Snapdragon 8 Gen 4」低クロック動作すらGen 2圧倒の『えげつない高性能』に、ただし消費電力や発熱問題の懸念消えず
  5. 「HTC U24/U24 Pro」まもなく登場、Snapdragon 7 Gen 3に刷新で1.5倍以上の処理能力に

モバイル の最新記事