「スマホのバッテリーを自分で交換可能にする法律」EUが可決、誰でも安価で簡単に新品の電池と入れ替えられるように

「まだ十分使えるのに、バッテリーが劣化して駆動時間が短くなってきた」「交換するのにショップを訪れたり、高額な交換費用を支払うのが面倒」

そんな悩みが解決することになりそうです。詳細は以下から。


海外メディアの報道によると、EUで「ユーザーが修理する権利」の一環として議論されていた新たな取り決めが全会一致で承認されたそうです。

これはスマホのバッテリーにまつわるもので、iPhoneなどでいち早く導入された「バッテリーなどの部品を接着剤で固定する」という方法を認めなくするもの。

部品の接着は本体の薄型化などに大きく寄与する一方、ユーザーが自分で修理することを困難にさせ、バッテリーの交換ですら高額な手数料を支払う必要を生んでいました。

その結果「まだ使えるにもかかわらず、バッテリーが劣化したからスマホを買い替える」というケースすら起きていたわけですが、EUの新しい取り決めではガラケー時代のようにバッテリーを自分で交換できるようになります。

スマホメーカー各社がOSアップデートなどのサポート期間を大幅に伸ばしたことで、1台のスマホを長く使い続けられるようになりつつあるだけに、非常に大きな意味を持つ今回の取り決め。

執行される2027年まで猶予があるものの、「本体を薄型化しつつバッテリーを簡単に交換できる仕組みをメーカー各社がいつ、どうやって実現するか」に注目が集まりそうです。

・関連記事
Android 14「バッテリー寿命の診断機能」追加か、最適なタイミングで交換できて常に快適な電池持ちに | Buzzap!

【悲報】iPhone 14のバッテリー交換費用、1万4900円に超大幅値上げ | Buzzap!

Xiaomiがスマホに「ソーラー充電」導入へ、外出先で充電器やモバイルバッテリー不要に | Buzzap!

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

モバイル に関する人気記事

  1. 「タダ同然のiPhone 15」でユーザー流出を食い止めか、Appleが旧型iPhoneの下取り増額でPixel 8aに対抗へ
  2. 【無料】povo2.0に着信転送や留守番電話サービス登場、『1000円台で24時間通話定額・留守電付き』実現でシニアも快適に
  3. Pixel 9「処理能力、消費電力、発熱すべて一人負け」の型落ち性能に、Pixel 10のTensor G5はTSMCの3nmプロセスで製造へ
  4. 「iPhone 17 Slim」Pro Max超えの最上位モデルに、iPad Pro(第7世代)の『極薄・超高性能』路線採用へ
  5. 6.9インチ「iPhone 16 Pro Max」の写真流出、本体サイズそのままで大型化の一方カメラがとんでもないことになりGalaxyのデザインにまで影響か

モバイル の最新記事