下り最大75Mbpsの「EMOBILE LTE」が月額3880円に決定、「Xi」や「Softbank 4G」を圧倒


先日イー・モバイルが3月に提供することを発表した「EMOBILE LTE」の正式なサービス開始日と月額料金が明らかになりました。

詳細は以下の通り。



LTEとして国内最安、最速クラス、「EMOBILE LTE」を3月15日に提供開始~月額料金は使い放題3,880円、端末は実質0円~|報道発表資料|イー・アクセス

イー・モバイルのプレスリリースによると、同社は3月15日から次世代高速通信サービス「EMOBILE LTE」を開始するそうです。

同サービスは下り最大75Mbps、上り最大25Mbps(一部エリアのみ。エリア外では下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbps)の高速通信に加えて、LTEとしては国内最安となる月額3880円の利用料金を実現。対応端末「Pocket WiFi LTE GL01P」は3月15日、「Pocket WiFi LTE GL02P」は3月27日に発売予定で、サービスエリアは2012年6月末時点で東名阪主要都市の人口99%をカバーし、その後も順次拡大する予定となっています。

「EMOBILE LTE」の料金プラン一覧。

「LTEフラット にねん+アシスト1600」と割引サービス「月額割」を適用した場合の料金イメージ。「月額割」によって月額料金3880円で利用可能になる上に、端末購入時の支払額まで割り引かれ、実質0円で端末を購入できることになります。

さらにイー・モバイルを契約中のユーザーに対しても、「EMOBILE LTE」へ契約変更する場合は契約事務手数料などが無料になるほか、契約解除料を最大1万円割り引くキャンペーンを2012年3月15日(木)より実施予定。既存ユーザーがLTEへ乗り換えやすくなっているのも特徴です。

「EMOBILE LTEスタートキャンペーン」および「オプション入っちゃおキャンペーン(LTE)」を実施~既存のお客さまも契約解除料最大1万円割引でお得にアップグレード~|報道発表資料|イー・アクセス

なお、通信品質確保を目的として24時間ごとのデータ通信量が300万パケット(366MB)以上の場合、当日21時から翌2時まで通信速度を制御する点については変わりませんが、「EMOBILE LTE」では2014年5月以降、当月のデータ通信量が10GBを超えた場合、当月末までの通信速度を制御するとのこと。

NTTドコモの「Xi」が7GB、ソフトバンクモバイルの「Softbank 4G」が5GBを超えると128Kbpsにまで通信速度を制限する予定であることを考えると非常に緩やかな制限であり、「EMOBILE LTE」は先行する2社と異なり、高速通信だけでなく、大容量通信を兼ね備えたサービスということになります。

ちなみにXi対応のルーター型端末「L-09C」が約6時間、Softbank 4G対応のルーター型端末「ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI」が約3時間しか駆動しない(いずれも高速通信時)ことを考えると、9時間駆動のモバイルルーター2機種をラインナップしている「EMOBILE LTE」は料金、サービス、端末のすべての面においてバランスが取れているのではないでしょうか。

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