我らが日本の誇る最臭兵器「くさや」製品を楽しめるアンテナショップが東京・竹芝に期間限定オープンしています!詳細は以下から。
日本で一番臭い食べ物と言えば「くさや」。嗅いだことも食べたこともない人でもその名前と噂は聞いたことがあるはず。
くさやは江戸時代から続く伊豆諸島の伝統的な特産品。ムロアジやトビウオなどの魚を、塩水の中に魚の成分が蓄積して発酵して独特の風味の加わった「くさや液」につけ込んだ後に天日干しするという、ガッツリ濃厚な過程を経て作られる魚の干物です。
世界で最も臭いシュールストレミング(スウェーデンのニシンの缶詰)、2番目のホンオ・フェ(韓国のエイの発酵食品)、3番目のエピキュアーチーズ(ニュージーランドの缶詰チーズ)、4番目のキビヤック(イヌイットのアザラシの中に海燕を詰め込んだ発酵食品)に続くナンバーファイブとして、世界の5本の指に入る堂々たる日本の最臭兵器がこのくさや。
開封された途端に強烈な臭いが辺りに立ち込め、炙ろうものならその臭いが家中に充満するという凄まじさながら、実際食べた時の普通の干物では味わえない深い味わいから熱烈な愛好家が絶えないというのがまさにくさやの実力でしょう。
そんなくさやと発祥の地とされる新島・式根島のPRのため、公益財団法人東京都島しょ振興公社が伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」で「新島・式根 938(くさや)フェア」を本日6月6日から30日まで開催することとなりました。
メニューとして提供されるのは初心者向けとされる「くさやとオニオンスライスのサンド(400円)」。
そしてド直球の「炙りくさや(300円)」。
もちろんくさやの他にもトビウオやカジキのミンチを揚げた「式根島揚げ(500円)」やデザートの「新島ソフト(400円)」「消臭スプレーひと噴き(0円)」などがあり、くさやに挫折した方やすぐさまお口直しをしたい人にも優しい内容となっています。
これに留まらず、「くさやスティック」の当たるスクラッチや新島・式根島の特産品ブース、風景写真展、新島の焼酎の試飲・即売会などなど盛りだくさんな内容。
BUZZAP!としてイチオシなのは新島村非公認ご当地キャラクター「くさヤーマン」。くさやなのにヤーマンという、ゆるキャラと呼んでいいのか分からない(公式にも「ゆるキャラ」とは書かれていない)謎のくさやキャラ。
エチオピア近海で生まれてザイオンを目指していたのに「くさやの亡霊」となるという数奇すぎる運命、そして必殺技が「くさや汁ブッシャー」という多方面に危険な放出系スキルである辺りは極めてポイントが高いです。
【メモ:くさヤーマンプロフ】
くさヤーマン(本名:臭柳満太郎)さんの投稿 2016年6月5日
エチオピア近海で孵化。
江戸時代、俺らのザイオンを目指して黒潮にのり回遊中、伊豆諸島 新島漁師の網にかかりくさや汁に漬けられ「くさやの亡霊」となる。
くさやの食わず嫌い克服PRと新島・式根島をはじめとする...
そんなくさヤーマンの顔ハメパネルが常設されている他、フェア期間中に本物のくさヤーマンが登場するとのこと。「東京愛らんど」以外でも見られるという噂ですが、どこに出没するのでしょうか?会ってみたい人はツイッターアカウントを注目しておくとよさそうです。
くさや好きはもちろん、興味はあったけどチャレンジする機会に恵まれなかった未経験者もこの機会にくさやの魅力と出会ってみてはいかがでしょうか?
新島・式根 938フェア 2016年6月6日(月)~30日(木)までアンテナショップ「東京愛らんど」にて ≪ 伊豆諸島・小笠原諸島のアンテナショップ東京愛らんど(TOKYO ISLANDS CAFE)
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