弦がなく、iPadを使うようにタッチで音を出せるデジタルギター「Digitar」

デジタルなギターというとエレキギターを思い浮かべますが、ドイツではさらに一歩進んだデジタルっぷりのギターが開発されています。弦がなく、タッチパッドを触るようにして演奏ができてソーシャルメディアにも接続可能。いったいどんな楽器なのでしょうか?

Touch Sensitive Guitar by Formquadrat ≫ Yanko Design

多角形を組み合わせていながら滑らかを感じさせるフォルム。

全長77cm。コンパクトです。

演奏している姿はこんな感じ。ぱっと見違和感はありません。

このDigitarには普通のどのギターにも張られている弦が存在せず、その代わりにネックと、「ドラムエリア」「タッチホイール」と呼ばれる部分がタッチパッドのような作りになっています。後者ふたつにどんな機能を載せられるのかは不明ですが、かなりいろいろできそうな予感です。

Digitarの利点は「弦が切れることが絶対にない」のはもちろんですが、何と言ってもソーシャルメディアへの接続。もちろん基本すべてワイヤレスで行えます。

例としてあげられている機能、サービスはまず

・オンラインで楽器の使い方を学べる
・コンテストに参加して腕を磨ける

など。初心者向けにはLEDで教えてくれるチュートリアルなどもあり、この辺は少し音ゲーっぽく見えます。もちろんチュートリアル通りに弾けばコンテストでも高得点、なんてわけはありませんが。さらに、

・スタジオ並の精度で録音、編集が可能
・オープンソースのプラグインなどをダウンロードし、使用できる
・友人とコラボして音楽を作れる

これらのサービスは既存の楽曲作成ソフトなどでは既に一部行われていますが、やはりギターという楽器でできてしまうのは新鮮に写ります。いわゆるギターサウンドではない音をギターの演奏方法で出してみたらずいぶん面白い音になりそう。

こんなの邪道だ。ギターじゃねえ!」「ていうか単なるギターの形したインプットデバイスじゃね?」という声もちらほら聞こえてきそうな気もしますが、新しい機能を存分に使い倒した度肝を抜く様な音楽を聞けるのを期待です。

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