フルHDの16倍の超高解像度を実現した「スーパーハイビジョン(SHV)」放送、開始を大幅に前倒しへ

現行のフルハイビジョン(1920×1080)の16倍にあたる、7680×4320の超高解像度を実現した「スーパーハイビジョン(SHV)」規格を用いた放送が予定よりも大幅に前倒しされることが明らかになりました。

SHVの試験放送16年にも開始 NHK、超高画質の次世代テレビ – 47NEWS(よんななニュース)

共同通信社の報道によると、NHKは2020年の開始を予定していた「スーパーハイビジョン(SHV)」の試験放送を2016年にもBSで開始する方向で検討していることが明らかになったそうです。

これは東京が開催候補地となっている2020年夏季オリンピックまでに本格的な放送を目指したもので、世界に先駆けてSHVを実用化することで、海外勢に押されている日本の家電産業の活性化につながるとして、総務省も計画の前倒しを後押ししているとのこと。

なお、すでにNHK放送技術研究所などが策定したスーパーハイビジョンの仕様(解像度7680×4320、22.2マルチチャンネルの3次元音響、毎秒120フレーム、色域の拡張など)は次世代放送の国際規格として承認されており、同規格の実現につながる次世代映像圧縮規格「HEVC」の開発も進むなど、実用化に向けた準備は着々と進んでいます。

家電メーカー各社はフルHDの4倍の解像度を実現した「4K」対応テレビとコンテンツの普及に向けて動き始めているものの、3Dテレビと同じ道を歩むことになりかねない気配も否めない昨今ですが、スーパーハイビジョンは苦境にあえぐ各社のテレビ事業を救う存在たりうるのでしょうか。

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