消費電力3分の1で寿命7倍の有機ELをNHKが開発、曲がるディスプレイ実現へ

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液晶と比較して消費電力が少なく、発色や視野角などの性能が良いことからスマートフォンなどで爆発的に普及が進んでいる「有機EL」。

次世代の表示デバイスとして有望視されているわけですが、消費電力を3分の1に引き下げた上に有機ELの欠点だった「寿命」を大幅に引き伸ばすことに成功しています。




◆消費電力1/3・寿命7倍の有機ELデバイスを開発
~フレキシブルディスプレイの実現に向けて~ | NHK INFORMATION「技術情報」


NHKが公開した技術情報によると、現在研究開発を進めている、超薄型で曲げることもできる「フレキシブル有機ELディスプレイ」について、新たな材料を組み合わせることで省電力と実用的な寿命を兼ね備えた赤色発光有機ELデバイスの開発に成功したそうです。

これは有機ELの中で光を発する「発光層」を構成する「発光材料」「ホスト材料」のうち、発光材料にイリジウム錯体ではなく白金錯体を用い、ホスト材料にはカルバゾール誘導体ではなくベンゾキノリン誘導体を用いたことによるもの。


従来製品との比較。最大電力効率(1ワットあたりのルーメン数)が約3.6倍に向上し、3分の1にあたる省電力化を実現したほか、連続駆動寿命も従来の約7倍に。


なお、今後は赤色発光有機ELの省電力・長寿命特性をさらに向上させるとともに、緑色・青色発光の有機ELデバイスも試作する予定で、各色有機ELデバイスの開発によってフレキシブルディスプレイの早期実現を目指すとしています。

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