KKK前代表に500ドル寄付したオーナーのせいで、ミネアポリスの人気ナイトスポットが総スカンで閉店へ
人種差別主義者への寄付でひとつのナイトスポットが潰れることになりました。詳細は以下から。
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アメリカ合衆国ミネソタ州のミネアポリスで、人気ないとスポットClub Jägerが閉店しました。理由はオーナーが白人至上主義を掲げる人種差別団体KKKの前代表David Dukeに対して寄付を行っていたこと。
ネットメディアCITY PAGESは8月29日付けの記事でClub JägerのオーナーがこのDavid Dukeに2016年の上院議員選のキャンペーンにおいて500ドルの寄付を行っていたことを追求。
David Dukeについては昨年BUZZAP!でもこの人物が大統領選挙でドナルド・トランプ支持を公言し、「現時点でドナルド・トランプに敵対する投票行為を行うのは、真におまえの受け継いできた遺産に反逆することになる」と自らのラジオ番組で支援を呼びかけていました。
これに対して地元ミネアポリスの人々は即座に反応しました。イベントオーガナイザーは即座にレギュラーイベントをキャンセル。常連客らはこの店に通うことが差別主義者への支援になるとしてボイコットを呼びかけ、去って行きました。
このニュースを知った従業員の中にはすぐに退職する人もいましたが、それでも残った従業員に対しては、知人らから「君はレイシストのネオナチなのか?」と詰問・非難をされる事態が発生。
さらにはニュースでオーナーに親近感を抱いた白人至上主義者らが来店してヘイトスピーチを行って従業員にハラスメントを行うなど、営業を続けられる状態ではないとして現場の店員らが閉店を決定しました。
たった500ドルを白人至上主義者に寄付したことがビジネスに取り返しの付かない打撃を与えることになりました。差別への荷担がどれだけの損害をもたらすのか、大きな教訓となるのではないでしょうか?
Backlash over owner’s donation to ex-KKK leader shutters Club Jager – StarTribune.com
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