「AQUOS zero5G basic」「AQUOS sense5G」「AQUOS sense4」「AQUOS sense4 Plus」をシャープが発表、性能大幅底上げで史上最大画面、最大バッテリーなどの特徴も
シャープの2020年秋冬スマホのラインナップが明らかになりました。詳細は以下から。
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◆発表されたのは4機種
・5Gスマホ
AQUOS zero5G basic
AQUOS sense5G
・4Gスマホ
AQUOS sense4
AQUOS sense4 plus
◆ハイミドル~ミドルレンジをカバー
各機種の概要。フルスペックモデルはAQUOS R5Gのみとなり、zeroシリーズはハイミドルモデルに。senseシリーズは処理能力が大きく底上げされ、5G対応モデルや大画面モデルなど用途に応じて選べるようになりました。
・AQUOS zero5G basic
通常の4倍速となる毎秒240フレームの表示に対応した6.4インチフルHD+(2340×1080)有機ELディスプレイにSnapdragon 765G、6GB RAM/64GB ROMないし8GB RAM/128GB ROM、4050mAhバッテリー搭載のAndroid 10スマホ。
背面カメラは約4800万画素広角カメラ(F1.8、新ハイブリットAF 電子式手ブレ補正)、約1310万画素(F2.4、電子式手ブレ補正)125度超広角カメラ、約800万画素(F2.4、PDAF 電子式手ブレ補正)カメラの3眼仕様で、フロントカメラは約1630万画素(F2.0)。ゲーミングを意識したハイミドルスマホです。
なお、前モデル「AQUOS zero2」との大きな違いは以下となります。
CPUがハイエンドからハイミドルに
バッテリー容量が約1.3倍に
カメラが広角+超広角から広角+超広角+望遠に
・AQUOS sense5G
約5.8インチフルHD+(2280×1080)IGZO液晶ディスプレイにSnapdragon 690、4GB RAM/64GB ROM、4570mAhの大容量バッテリー(AQUOSスマホ史上最大)を備えたAndroid 11スマホ。お手ごろ価格で5Gを楽しみたいユーザー向けのモデル。
背面カメラは約1200万画素広角カメラ(F2.0、電子式手ブレ補正)、約1200万画素(F2.4、電子式手ブレ補正)125度超広角カメラ、約800万画素(F2.4、電子式手ブレ補正)カメラの3眼仕様で、フロントカメラは約800万画素(F2.0)です。
最大1週間のバッテリー駆動や自宅のPCやタブレットをテザリングで利用するユーザーのための「テザリングオート」、動画視聴時にワンボタンで画面を上下2段に分割表示し、動画を見ながらネットやSNSを楽しむ機能、指紋センサーを数秒押し続けることで決済アプリを起動できる「Payトリガー」を新たに搭載しています。
・AQUOS sense4
約5.8インチフルHD+(2280×1080)IGZO液晶ディスプレイにSnapdragon 720G、4GB RAM/64GB ROM、4570mAhの大容量バッテリー(AQUOSスマホ史上最大)を備えたAndroid 11スマホ。
背面カメラは約1200万画素広角カメラ(F2.0、電子式手ブレ補正)、約1200万画素(F2.4、電子式手ブレ補正)125度超広角カメラ、約800万画素(F2.4、電子式手ブレ補正)カメラの3眼仕様で、フロントカメラは約800万画素(F2.0)。
AQUOS sense 3より処理性能が2.2倍向上したほか、最大1週間のバッテリー駆動も実現。ウェブサイトやSNSを自動でスクロールする「スクロールオート」や「かんたんモード」のほか、指紋センサーを数秒押し続けることで決済アプリを起動できる「Payトリガー」を新たに搭載。sXGP対応で企業ネットワークでも利用できます。
・AQUOS sense4 plus
90Hz表示をサポートしたAQUOS史上最大となる6.7インチフルHD+(2400×1080)液晶にSnapdragon 720G、8GB RAM/128GB ROM、4120mAhの大容量バッテリー、大音量・高音質なステレオスピーカーを備えたAndroid 10スマホ。
背面4眼カメラ(F1.8 4800万画素標準、F2.4 500万画素広角、F2.4 200万画素マクロ、F2.4 200万画素深度)と前面2眼カメラ(F2.0 800万画素広角、F2.5 200万画素深度)を備えるなど、AQUOS senseシリーズで画面やスピーカー、カメラ周りが最も充実したモデルです。
◆発表会の様子
オンラインで公開されたシャープの発表会の様子。
「8K+5GとAIoTで世界を変える」というキャッチコピーで事業を推進するシャープ
8Kエコシステム・スマートライフ・ICT事業が今の柱。ICT事業には東芝から取得したDynaBook事業も含まれます。
働き方改革、文教向けなどソリューション中心に展開していく方針です。
そしていよいよ本題のスマホ最新機種。シャープはAQUOS R5Gと5Gモバイルルーターで、いち早く5G対応製品をリリースしてきました。
そんなシャープが訴えたのが2019年に起きた「なんとなくハイエンドスマホ」の終焉。2019年10月に総務省がガイドラインを改定し、スマホ本体の割引上限を2万円に定めたことで、ハイエンドモデルの売れ行きには急ブレーキがかかりました。
今後2極化するとみられるスマホユーザーそれぞれをカバーするのが今回のラインナップです。
まずは5Gスマホ「AQUOS zero5G basic」「AQUOS sense5G」の2機種。
「AQUOS R」「AQUOS zero」「AQUOS sense」すべてで5Gモデルが登場することになります。
まずはAQUOS zero5G basicの解説から。4倍速駆動の自社開発有機ELディスプレイやタッチ感度はそのままに、プロセッサをSnapdragon 765に変更。高度な放熱設計はそのままに、特別なシステム制御が導入されています。
10億色表示のディスプレイ、ドルビーアトモス対応のステレオスピーカー搭載
カメラは広角、超広角、望遠の3眼になりました。AQUOS zero2のメインカメラは暗めでお世辞にも画質が良いとは言えず、超広角カメラも歪み補正があまりなされていないイメージでしたが、どこまで刷新されたのかが気になるところ。
複数のカメラを組み合わせて、よりボケのあるポートレート撮影もできます。
各種機能も進化。ゲーミングをうたう割にバッテリー容量がやたら小さかったAQUOS zero2の反省点も生かされています。
続いては700万台を売るなど人気のAQUOS senseシリーズ。AQUOS sense3は2019年に300万台を売り上げるヒットとなりました。
新たに発売される「AQUOS sense5G」はクアルコムの低価格5Gスマホ向けプロセッサ「Snapdragon 690」を採用することで、「みんなの5Gスマホ」を目指します。
低価格スマホ向けプロセッサとはいえ、AQUOS sense 3の約2.4倍の処理能力とストレージ読み込み速度を実現。1週間のバッテリー駆動を実現する4570mAhの大容量バッテリーもあって、十分使える5Gスマホです。
OSバージョンアップも保証されるほか、光学ズーム対応のトリプルカメラを備えました。
そして2020年秋冬モデルとして発売されるのが「AQUOS sense4」。Snapdragon 720Gに4570mAhの大容量バッテリー、トリプルカメラを備えて防水防塵耐衝撃……と、非の打ち所がありません。
大画面とステレオスピーカーを備えた「AQUOS sense4 plus」もラインナップ。スマホ好きな人へ訴求していますが、これだけ画面が大きいと高齢者層でも見やすく使えるのではないでしょうか。
なお、シャープは別途特定市場向けに「AQUOS sense4 basic」「AQUOS sense4 lite」などを投入する見込みとされています。
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