楽天モバイルへのau回線提供終了で「圏外になった」と報告多数、東京都の整備は間に合わない見通しで今後さらなる混乱も

先日Buzzap!でKDDIが2020年10月以降、楽天モバイルへのau回線提供を東京都・大阪府・奈良県の一部で順次終了していくことをお伝えしましたが、すでに混乱が始まっているようです。詳細は以下から。


まず見てもらいたいのが楽天モバイルへのローミング情報をまとめたKDDI公式ページKDDIは2021年3月末に東京都でのau回線提供を原則的に終了するそうです。

これは「楽天モバイルの自前エリアの人口カバー率が70%を上回った場合、協議を経た上でKDDIはau回線の提供を終えることができる」というKDDIと楽天モバイルの協定を受けたもの。

すでに東京都の各市町村でau回線の提供が終了し始めていますが、楽天モバイルのエリア整備は追いついておらず、「ある日突然圏外になった」と訴えるユーザーが散見される事態となっています。





今後問題となってくるのが楽天モバイルの自社エリア。10月頭に同社が公開した「拡大予定エリア」を見ても、2021年春以降の時点でJR中央線沿線をはじめ調布市、府中市、日野市、東村山市などがパートナー回線(au回線)エリアのままとなっています。

町田市も横浜線沿いがパートナー回線(au回線)エリアのまま。つまり楽天モバイルが東京都のエリア整備を終える前にau回線の提供が終わってしまうおそれが十分にあるわけです。

つながりやすいプラチナバンド(800MHz)でのエリア整備に早期から取り組み、いち早く人口カバー率99%以上を達成したauのLTE。

ローミング提供終了で人口カバー率が下がるだけでなく、プラチナバンドを使えなくなることでカバー率だけでは測れない「つながりやすさ」も損なわれるため、「急につながりにくくなった」と感じる人も出てくるかもしれない……という話を先日お伝えしましたが、思いのほか早く影響は顕在化しつつあり、今後さらに混乱が深まる可能性すらあります。

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