JASRACの魔の手が音楽以外の分野にまで伸ばされそうです。詳細は以下から。
音楽著作権管理で9割超のシェアを誇る日本音楽著作権協会(JASRAC)が美術や文芸などの分野にも進出する意欲を示しました。
これは今年7月に浅石道夫・新理事長が会見で述べたもので「美術も文芸もJASRACで全部(許諾を)取れちゃうとなれば、利用者には一番よい」として絵画や小説、マンガといった音楽以外の分野への進出を示唆しました。
現在JASRACは350万曲を管理し、CDだけでなくテレビ番組やカラオケなどで音楽が使われる際に著作権料を徴収しています。2015年度に徴収した著作権料は1117億円に上り、その圧倒的なシェアは9割を超え「音楽著作権分野の巨象」と批判されています。
現時点ではあくまで新理事長の意欲という段階で具体的な先行きは示されてはいません。しかし、JASRACによって古くはネット上のMIDI文化が壊滅に追い込まれた先例もあり、仮に多くの作家や出版社がJASRACに管理を依頼した場合、現在大いに賑わっている二次創作というジャンルが大きな打撃を受ける可能性もあります。
これまでの数多の事例を鑑みれば、決して楽観的でいられそうにはありません。
美術・文芸分野にも意欲 JASRAC新理事長の浅石氏「音楽著作権の巨象」より高い公共性が課題:朝日新聞デジタル
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