宮沢賢治の詩を思い出すようなネオンで光るガラスの内蔵「アナトミカル・ネオン」

私たち人間の体の中にある内臓器官。吹きガラスで形作られ、ネオンの明かりの灯る4つの内蔵は「春と修羅」の序を思い起こさせるような静謐な魅力に満ちています。


Anatomical Neon Blown Glass Human Organs Containing Neon Lights by Jessica Lloyd-Jones Colossal

この作品を制作したのはイギリスのウェールズ州で活動するアーティスト、ジェシカ・ロイド・ジョーンズ氏。光を使った様々な作品を作り上げています。

肺はキセノンガスを使い、人間が無意識に呼吸している呼気が気管に広がっていく流れを表しています。

こちらは脳の神経細胞の運動や近くのプロセスをプラズマで表しています。

心臓は静的な赤いネオンガスで表現されています。

彼女の最新作はブリンク・デジタルアートフェスティバルで城の塔と城壁を使い、植物や昆虫の映像を3Dマッピングの手法を使って投影した「ヘブン・トゥー・アース」。

Jessica Lloyd-Jones, Ant Dickinson and Paul Flohr – Heaven to Earth – YouTube

Conwy food festival Blinc Digital projected art on to Conwy – YouTube

彼女のその他の作品は以下のHPから見ることができます。

Jessica Lloyd-Jones – Home

・関連記事
リオのカーニバルでも人気、原色のチューブが踊り蠢くヴェニアミンのショー「ヒューマン・スリンキー」 BUZZAP!(バザップ!)

幻覚の中に飛び込んだかのような虹色の渦に巻き込まれるジェン・スタークのめくるめく立体切り紙作品たち BUZZAP!(バザップ!)

マルティン・クリマスの最新作、大量の絵の具と音楽で創り上げられたきらびやかな一瞬のオブジェ BUZZAP!(バザップ!)

超高速で回転するカメラで撮影した映像がサイケデリックな色彩マンダラに BUZZAP!(バザップ!)

これは一見の価値あり、とてつもなく緻密な盆栽ジオラマを生み出す相羽高徳の世界 BUZZAP!(バザップ!)

光がそこにはない影や景色を美しく浮かび上がらせるアート作品 BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

カルチャー に関する人気記事

  1. ガチムチに続いてゲイ用語の「GMPD」が一般化か、その意味をゲイの読者に聞いてみた
  2. 世界一黒い塗料「Black 3.0」が開発され「とある1名を除く」全人類に向けて発売へ
  3. 「オリオン座の近くで燃える攻撃型宇宙船、タンホイザーゲートの暗闇に瞬くCビーム」ルトガー・ハウアーが死去
  4. この上なく黒い肌を持つ19歳セネガル人女性、いじめを乗り越え「メラニンの女神」として大人気モデルに
  5. アルツハイマー病の画家が描き方を忘れるまでの5年間に描き続けた鬼気迫る自画像

カルチャー の最新記事