【追記あり】北海道の知床半島で海岸線が幅300m以上に渡り10mも謎の隆起→陸側での地滑りが原因と分析
北海道の知床半島で海岸線が大きく隆起するという謎の現象が起こっています。
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事の発端は4月24日の早朝。北海道の知床半島にある羅臼町幌萌町周辺の海岸で昆布拾いをしていた住民の女性が海岸が若干高くなっていたことに気づきます。その女性が昆布拾いを終えて帰宅しようとした間に隆起は自分の背丈を超えるほどになっていたとのこと。
同日夕刻に町が確認したところ、幅300m以上に渡り、海岸線の海底がなんと高さ10mも隆起していることが分かりました。隆起した岩についた昆布やウニにカモメやカラスが群がっていたとのこと。気象庁に寄ると、この日羅臼町付近で火山や地震活動は確認されていません。
地元の羅臼漁協の田中勝博組合長は「音も揺れもなかったと聞いている。こんなことは初めて」と述べており、また北海道大学地震火山研究観測センターの谷岡勇市郎教授は「はっきりとした原因はわからないが、石に土砂がかぶっておらず、どう考えても土砂崩れではない。海岸線が隆起したと考えられる。まずはこの辺りの地殻がどうなっているのか調べる必要がある」と話しています。
海底が謎の隆起、海面10m超の高さに 知床半島の沿岸:朝日新聞デジタル
羅臼町で海岸線が隆起か – NHK 北海道 NEWS WEB
羅臼町は今朝から現場付近を調査するとしています。
【追記】
現地を調査した専門家らにより、隆起した海岸線の陸側で地滑りが起きていることが発見されました。調査に参加した北見工業大の山崎新太郎助教は陸側から海に向けて地滑りが発生し、海底部分が押し上げられたと分析しています(リンク先動画あり)。
知床の海底隆起、陸側の地すべりが原因か 専門家が調査:朝日新聞デジタル
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