網膜に直接映像を投影するメガネを富士通が開発、視覚障害者に新たな「見え方」を提示

20年後に200万人に達するとみられている視覚障害者のQOLを向上させるべく、新たなアプローチを富士通が開発しました。詳細は以下から。


CEATEC JAPAN 2016」の富士通ブース。

同社が新たに開発した先進技術「網膜操作型レーザアイウェア」が参考出展されていました。

これが同技術を採用したメガネ。

フレーム内側に配置された光学系から投射されたRGBレーザー光をMEMSミラー、反射ミラーが反射し、網膜に直接映像を投影するというもので、中央部には小型カメラを内蔵しています。

スマホやタブレットなどのデジタル機器と接続すれば、映像や文字なども直接投影することができます。

実際に裸眼視力0.05以下のBuzzap!編集部員が試してみたところ、かなり自然に映像を見ることができました。また、若干フォーカスは甘いものの、本体のカメラを使うことで、遠くにあるものをクリアに見ることもできます。

なお、網膜操作型レーザアイウェアはCEATEC JAPAN 2016で「経済産業大臣賞」を受賞。眼のピント調整が不要なフリーフォーカスなど、従来のヘッドマウントディスプレイにない特徴が高く評価されています。

株式会社QDレーザ
http://www.qdlaser.com/index_j.html

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