大阪の大手古本・新書店「天牛堺書店」が破産

大阪南部の民なら誰でも知っている大手新書・古書店「天牛堺書店」が破産しました。詳細は以下から。


帝国データバンクの公式ページによると、株式会社天牛堺書店が1月28日付で大阪地裁堺支部へ自己破産を申請し、同日同支部より破産手続き開始決定を受けたそうです。負債は2018年5月期末時点で約16億4000万円。

天牛堺書店は大阪府堺市発祥で、新書と古書を併売する業態が特徴。店頭のワゴンで数日に一度、全ラインナップと均一価格を切り替える形で古書を売るなど、非常にユニークな売り方をしていたことでも知られます。

1998年5月期には売上約28億円を計上していましたが、ネット販売やスマホの台頭や活字離れで店舗の集客力が低下し、2018年5月期は約18億円に。不採算店舗の閉鎖などで店舗数も12にまで落ち込んでいたとのこと。

2018年2月ごろから主要仕入れ先による人的支援や金融機関による返済条件緩和の措置を受けるなど、経営再建に注力。しかし先行きの見通しも立たないことから事業の継続を断念し、破産を決定したとされています。

破産を受けてツイッターでは大阪府南部の民による驚きの声が。いかに地元に愛されていたかが分かります……。

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ちなみに江坂と天神橋に店舗がある古書店「天牛書店」とは別会社であることに注意が必要です。

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