Moogが初心者向けモジュラーシンセキット「Moog Sound Studio」発表、アナログ沼に誘うお手軽オールインワン仕様

デジタル化の進んでいる音楽業界ですが、あのMoogがその流れに真っ向から中指を立てるアナログシンセのキットを発表しました。

しかもオールインワンモデルの初心者向けということで、沼に引きずり込む気マンマンです。詳細は以下から。


シンセサイザーの代名詞的存在でもあるMoogがこのたび発表したのは、初心者をターゲットとしたオールインワンなアナログシンセサイザーキット「Moog Sound Studio」です。

具体的には王道のセミモジュラー・シンセ「Mother-32」とパーカッション・シンセ「DFAM」のセットと、より実験的なポリリズミック・アナログシンセ「Subharmonicon」と「DFAM」のセットの2種類。

それぞれにケーブルや各種アクセサリ、教本などがセットになっており、自前で準備するのはヘッドフォンのみ。楽しみながらアナログシンセでの作曲や演奏を、はじめの一歩から学ぶことができます。

こちらがイメージ動画です。

実際にこの「Moog Sound Studio」を用いてBonobo、Julianna Barwickらが作曲した楽曲のコンピレーションも公開されています。

moogmusicinc · Explorations in Analog Synthesis

値段は「Mother-32&DFAM」セットが1399ドル(約15万5000円)、「Subharmonicon & DFAM」セットは1449ドル(約16万円)を予定。それぞれのシンセを単体で買うのと同価格帯で、周辺機器や教本もついてくるスターターパックと考えるとかなりお得。

DTMは確かに便利ですが、レコードやカセットテープも復権している今、あえてアナログシンセからがっつり入ってみるのもよいかもしれません。

・関連記事
赤ちゃん型シンセ「BabyBot」発売、LEDで光りつつクソヤバノイズをぶちまける逸品に | Buzzap!

エレキギターにエフェクター319個を繋げて演奏しギネス記録、当然とんでもなくヤバい音に | Buzzap!

テルミンが開発した1931年製の世界初のリズムマシン「Rhythmicon」 | Buzzap!

札幌の女子高生ニューウェーブテクノバンド「LAUSBUB」が話題に | Buzzap!

60年代のヴィンテージシンセを修理していたエンジニア、付着していたLSDに触れてトリップしてしまう | Buzzap!

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

音楽 に関する人気記事

  1. フジロックのムーンキャラバン(MOON CARAVAN)が突然の改悪、「会場に最も遠い僻地へ移設」「専用シャワー・売店・バーベキュー場は無し」
  2. アドリア海の波と風が音楽を奏でる、クロアチアの全長70mに及ぶ「海のオルガン」
  3. 元SMAPの稲垣・草彅・香取の3人による意味深すぎる感謝の広告「新しい地図」が感動の渦を巻き起こす
  4. ポール・マッカートニーが1965年のクリスマスに「メンバー3人のためだけ」に作ったDJミックス音源

音楽 の最新記事