携帯電話各社が防犯を意識した子ども向け携帯電話を発売する中、KDDIが新機種「mamorino3」を発表しました。
耐衝撃・防水・防塵性能によって壊れにくさを実現しているほか、GPS防犯ブザー搭載でセコムが駆け付けるサービス、そして万が一のための保険まで提供されるなど、「本気」を感じさせる内容となっています。
お子さまの安全をサポートするケータイ「mamorino3」の発売について | 2012年 | KDDI株式会社
KDDIのプレスリリースによると、同社は2013年1月中旬以降から子どもの安全と保護者の安心をサポートする携帯電話「mamorino3(京セラ製)」を発売するそうです。
「mamorino3」は防水・防塵性能に加えて、高さ1.22mから合板 (ラワン材) に製品を26方向で落下させる試験を実施するなど、耐衝撃性能も実現。子どもでも持ちやすいラウンドフォルムに、使いやすさに配慮したワンタッチキーや十字キーを採用しており、防犯ブザーは誤操作を防止するスライドスイッチ式に改良したとのこと。
また、防犯ブザーを鳴らすと自動でセコムに通報し、ユーザーの要請によって独自に訓練された緊急対処員が急行する「ココセコムEZs」も利用可能。指定した時間に子どもの居場所を自動で通知する機能や、保護者がいつでも子どもの居場所を確認できる「安心ナビ」などにも対応することで、高い安全性を実現しています。
暗いところで使ってみた様子。停電時などにも役立つ簡易ライトとしても利用できる防犯ライトも搭載しています。
カラーバリエーションは3色。利用できる機能はあらかじめ登録された連絡先との電話とメールに加え、緊急速報メールや災害用伝言板、災害用伝言ダイヤルにも対応。
さらに「mamorino3」ユーザーには子ども向けの「個人賠償責任補償付スタンダード傷害保険」が無料で提供され、交通事故以外にも日常生活で予期せぬ偶然な事故でケガをした場合や他人にケガをさせたり、他人の財物に損害を与え、法律上の損害賠償責任を負われた場合にも保険金が支払われます。
NTTドコモの「キッズケータイ HW-01D(Huawei製)」やソフトバンクモバイルの「みまもりケータイ2 101Z(ZTE製)」も防水や防塵には対応していますが、実際に利用するのが子どもであることを考えると、耐衝撃性能は非常に実用的。
また、いざという時のことを考えると、傷害保険やセコムのスタッフが駆け付けるサービスなどの「子ども向けケータイを持たせた後のケア」が充実しているのも良いのではないでしょうか。
・関連記事
ついに「HTC J(ISW13HT)」が機種変更でも処分価格に、コストパフォーマンスは絶大 | BUZZAP!(バザップ!)
KDDIがコミケに最終兵器「人間Wi-Fi SPOT」投入へ、4G LTE整備や車載型基地局出動も | BUZZAP!(バザップ!)
ドコモやauと逐一比較してLTEなどの優位性を主張するソフトバンク、実際のところはどうなのか | BUZZAP!(バザップ!)
9時間以上駆動の「Wi-Fi WALKER LTE」などをKDDIが発表、プラチナバンド版LTEに対応 | BUZZAP!(バザップ!)