携帯電話会社を相手取り「Androidスマートフォンをアップデートしない場合、2年縛りの影響無しに解約できる」という、非常に興味深い内容の訴訟が行われることが明らかになりました。
ACLU Files FTC Complaint Over Android Smartphone Security | American Civil Liberties Union
アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union, ACLU)によると、同協会はVerizonやAT&T、T-Mobileを相手取った、Androidスマートフォンのセキュリティに対する訴訟を連邦取引委員会(FTC)に提起したそうです。
これはスマートフォン市場で75%を超えるシェアを獲得しているAndroidについて、Googleのエンジニアが定期的に公開しているセキュリティアップデートを携帯電話会社や端末メーカーがユーザーに提供できていないことを受けたもの。
ACLUは消費者を保護するために規制当局が介入する必要があると主張しており、定期的なセキュリティ更新がユーザーに提供されている例としてWindowsパソコンやMacに加え、AppleのiPhoneやiPadを引き合いに出しています。
なお、携帯電話会社が重要なセキュリティ更新プログラムを提供するつもりがない場合、ユーザーが端末の払い戻しを受けることや「2年縛り」などのペナルティ無しに契約を終了できるべきであるとACLUは主張。
この訴訟の行方がどうなるのかはまだ分かりませんが、携帯電話は個人情報の宝庫であるだけに、ACLUの主張がどれだけ認められるのかに注目が集まりそうです。
・関連記事
6~7月発売で1万円台、第2世代にあたる新型Nexus 7の情報をまとめてみた | BUZZAP!(バザップ!)
「Xperia Z」などの2013年春モデルのスマホを買ってはいけないこれだけの理由 | BUZZAP!(バザップ!)
Android 5.0を採用した「Nexus 5」のスペックとされるものが流出 | BUZZAP!(バザップ!)
素材を変えた「廉価版iPhone」をAppleが検討中、低価格でAndroidに対抗か | BUZZAP!(バザップ!)