イギリスのEU離脱を巡る国民投票が世界経済にも大きな影響を及ぼしています。
現地時間6月23日22時(日本時間24日6時)に締め切られ、開票作業の始まったイギリスのEU離脱か残留かを決める国民投票。途中まで両派は拮抗していましたが、徐々に離脱派がリード。遂にBBCが離脱確定の速報を打つに至りました。
この影響で英ポンドが急落、安全な資産とされる円に投資家の資金が逃避、ドル、ユーロ、ポンドといった対主要通貨で円が急騰し、一時は2年7ヶ月ぶりとなる1ドル100円を割る円高となりました。
同時に日経平均も、離脱派のリードによって運用リスクを避ける動きが広がったため、下げ幅が1200円を超え、15000円を割り込みました。
スコットランドでは残留派が多数を占めることから、EU離脱後のイギリスで再びスコットランド独立の機運が高まる可能性もあり、情勢は混沌としてゆくことになりそう。まさに世界史に残る1日です。
BBC forecasts UK vote to leave EU - BBC News
日経平均、下げ幅1000円超…リスク回避で 経済 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
東京外為:円急騰、一時99円台…2年7カ月ぶり水準 - 毎日新聞
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