本日発表されたauの2016年秋冬モデルに、auとLGが共同開発しているスマホ「isai」シリーズの5代目となる「isai Beat LGV34」が加わりました。
Xperiaと並び立つ画質に充実のマニュアル撮影機能を備えたカメラ、発色が美しいAH-IPS液晶を搭載したisai vividをあらゆる面で正統進化させたモデルとなっています。詳細は以下から。
◆便利なサブディスプレイを備えたハイエンドスマホ
これが11月中旬発売予定の「isai Beat LGV34」本体。前モデル「isai vivid」よりコンパクトな5.2インチWQHD(2560×1440)AH-IPS液晶にSnapdragon 820、4GB RAM/32GB ROMを備えた防水・防塵対応のAndroid Nスマホです。
上部にはサブディスプレイを配置。
各種アプリをワンタップで呼び出せるほか……
メインディスプレイ消灯時でも、サブディスプレイで時計などを常に表示することができます。時間をチェックするために画面をオンにする必要がありません。
実際に動かしてみたところはこんな感じ。
背面にはデュアルカメラと指紋認証センサーを搭載。バッテリー容量は3000mAhで、交換はできません。
側面に何も配さなかったisai vividと異なり、音量ボタンやSIMカードスロットを搭載。
上下にステレオ録音用のマイクを備えたほか、下部にはUSB Type-C端子(QuickCharge 3.0対応)やスピーカーがあります。
◆評判だったカメラはさらに進化、動画撮影中でもマニュアル撮影可能に
デュアルカメラはF値1.8・光学手ブレ補正対応の75度レンズ採用1600万画素カメラと、F値2.4・135度広角レンズ採用の800万画素カメラから構成。引き続いてレーザーオートフォーカスが採用されるほか、新たに自然な写りを実現するデュアルフラッシュも備えています。
75度レンズで撮影しようとするとこんな感じ。いたって普通のスマホカメラといった写りです。
しかし広角レンズではこの広さ。風景などを撮る時に活躍すると思われます。
注目してもらいたいのがマニュアル撮影機能。今回から動画撮影中でも露出やISO感度、フォーカス、シャッター速度などを操作できるだけでなく、録音レベルまでリアルタイムに設定できるようになりました。つまりライブ会場などでも音が割れる事なく、動画を撮影できるようになるわけです。
おまけに動画撮影の設定もさまざま。4K動画はもちろん、シネマサイズとなる21:9のフルHD動画なども撮影できます。
フレームレート(1~60fps)、ビットレート(高・中・低)を設定できるどころか、音声にリニアPCM(24ビット/48KHz)まで選べる始末。ここまで録画機能が充実したスマホはそうそう見かけません。
動画撮影時は従来よりも精度が向上した電子式手ブレ補正を利用可能。高速で動くものを撮影する時に発生する映像の歪みも抑えてくれます。
もちろん使い勝手そのものも向上。撮った写真をすぐにSNSなどに投稿できるショートカットも実装されました。なお、前面カメラはF1.9レンズ採用で500万画素。120度広角レンズによってグループショットも撮影できます。
ざっと触ってみたところ。レスポンスも悪くありません。
◆どんなイヤホンでも高音質化するQuad DAC搭載モデルに
そして今回、isai Beatの目玉となるのが音楽再生機能。デンマークのオーディオビジュアルメーカーB&O PLAYによるチューニングが施されただけでなく、32ビットQuad DAC搭載でノイズを50%低減。
ハイレゾ音源をより美しく再生できるようになるわけです。
なお、ハイレゾ音源再生時はオーディオエフェクトを設定することはできません。
しかしMP3などの圧縮ファイルであれば音質を設定可能。32ビットQuad DACにより、圧縮ファイルであっても今まで以上に高音質で楽しむことができます。
極めつけにきめ細やかな音量設定(75段階)、イヤホンやヘッドホンのゲイン自動調整、左右の音量バランス設定なども搭載。前述の32ビットQuad DACによって、高級イヤホンでも一般イヤホンでも高音質に音楽再生できます。
本体カラーは2色になります。
isai vividで好評だったカメラとディスプレイを生かす形で進化させ、さらに音楽機能も強化したisai Beat。
とにかくカメラにこだわりたい人、スマホの動画撮影モードに不満を感じていた人、常に時計を表示してくれたau初のAndroidスマホ「IS03」の便利さが忘れられない人、あまりお高いイヤホンは使わないけれど、少し音質にこだわってみたい人など、さまざまな層のニーズに応えられそうです。
・「isai Beat LGV34」(LG製、11月中旬発売予定)
ディスプレイ:約5.2インチWQHD(2560×1440)液晶
CPU:Snapdragon 820 MSM8996(2.2GHz×2、1.6GHz×4)
メモリ:4GB RAM、32GB ROM
背面カメラ:1600万画素
フロントカメラ:500万画素
通信速度:下り最大370Mbps、上り最大30Mbps(WiMAX 2+とのCA対応)
国内向け機能:おサイフケータイ、フルセグ
防水・防塵:あり
バッテリー容量:3000mAh(バッテリー交換不可)
OS:Android N(7.0)
・関連記事
auが2016年秋冬モデル発表、isai BeatとXperia XZが目玉機種に | BUZZAP!(バザップ!)
auがドコモに速攻対抗、下り最大500Mbps超のサービスを提供予定 | BUZZAP!(バザップ!)
iPhone 7発売でauが「Beats X」などを国内最速投入へ、限定ブランドコラボカバーも | BUZZAP!(バザップ!)
すべてはシニアのために、京セラの「かんたんケータイ」シリーズ10機種を一気に振り返ってみた | BUZZAP!(バザップ!)
4年ぶりの新機種「KYF32」の魅力は?10機種目を迎えた「かんたんケータイ」のこだわりを京セラが徹底解説 | BUZZAP!(バザップ!)
空いてるLTEで高速&通信量無制限、かなり快適なau Wi-Fi SPOTを見つけました | BUZZAP!(バザップ!)