NECが携帯電話事業から撤退へ、「MEDIAS」「G’z One」で復権ならず

NECが携帯電話から撤退する見通しであることが明らかになりました。

朝日新聞デジタル:NEC携帯電話事業撤退 沈みゆくガラケー – 経済・マネー

朝日新聞社の報道によると、NECが黒字化を見通せない携帯電話について、2013年度中にも自社生産を打ち切る方針を固めたそうです。

これはフィーチャーフォンの開発と生産を打ち切り、すでに海外メーカーへの生産委託に切り替えているスマートフォンについても、開発部門があるNECカシオモバイルコミュニケーションズを中国のLenovoへ売却するというもの。

当面は「MEDIAS」ブランドでの販売を続けるものの、すでに売却に向けた交渉は昨年から進めているとされ、実現すれば日本メーカーの携帯電話事業が海外に買収される初の例となります。

なお、NECの携帯電話事業は折りたたみ式携帯電話の人気もあって2004年度までは国内1位でしたが、その後徐々に順位を落とす形に。

参考:NECの携帯電話市場シェア
1位(2001~2004年度)→3位(2005年度)→4位(2006年度)→5位(2007年度)→3位(2008年度)→4位(2009年度)→4位(2010年度)→7位(2011年度)

2010年にシェアトップを目指してカシオ日立モバイルコミュニケーションズを吸収してからも再び1位に返り咲くことはありませんでした。

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