【印度通信 Vol.30】インドとネパールの国境にローカルバスで向かいました

インドの旅の、列車に並ぶ旅の手段はやはりバス。電車の走らない僻地にもバスはぐんぐん入っていきます。


今回はヴァラナシから夜行列車で辿り着いたインド北部の街、ゴーラクプルからネパール国境の街、スノウリを目指します。

ゴーラクプルの駅前には列車を降りた乗客を呼び込むバスやタクシーが多数。ここからネパール国境を目指す外国人旅行者も少なくないため、呼び込みのインド人からすぐに声をかけられました。



チケットを購入しました。何が書いてあるかはさっぱりですが、ネパールとの国境行きだということは何度も確認したのできっと大丈夫。

荷物を預けて出発時間までに駅前の食堂で朝食をとることにします。お客さんのいる店を選ぶのがポイント。

これだけ食べて全部で15ルピー(30円程度)。かなり美味でした。

バスに戻りました。出発時間が近づくと少しずつ乗客が増えていきます。外国人も呼び込まれて結構載っています。

ようやく出発。とは言ってもまずは街の中を走ってさらに客を乗せます。大きなバスステーションや表通りを走り回ります。

30分ほどして乗客はかなりいっぱいになり、ようやく国境に向けて走り出します。ゴーラクプルはかなり大きな街。道沿いにも店が立ち並びます。


写真を撮っていたらポーズを決めてきたお店の人たち。

こんなゴミの山の奥にレストランがあります。臭いが混じってかなり微妙。

少し離れるとすいすい走り出します。ド派手な結婚式場です。

少し街を離れたら広大な田園地帯へ。

…ですが、いきなりゴミを燃やしていたりするのがインド。

国境に向かう貨物列車の踏切。

少しずつ雰囲気が変わっていきます。


国境付近はなぜかどこも似たような空気が流れているのが不思議です。掘っ立て小屋と取って付けたような大きな建造物や公共の設備など。


そして国境を超えて物資を運ぶ大量の大きなトラックの群れ。

出発から4時間ほどしてようやく国境の街、スノウリに到着しました。バスステーションからは歩きます。「5kmあるから歩けない、乗っていけ!」とうるさいリキシャが大勢いますが、1kmもないのは知っているので無視して歩きます。

埃っぽい街並み、ざわざわと行き交う大荷物の人。国境の空気です。


街中のイミグレーションオフィスで出国手続きを済ませ、国境のゲートに向かいます。

特に誰にも止められることなくゲートを潜りあっさりと出国。

ここは国境の間のエリア。写真を撮っていても誰にも何も言われない平和な国境です。

続いてすぐにネパール側のゲートをくぐります。

こちらは大きなイミグレーションオフィスがあり、他の旅行者たちに混じって入国手続を行います。

日本人は国境でビザがもらえるのでそのままパスポートにスタンプを押してもらい、無事に入国完了となりました。

次はネパール国境から20km程に位置する仏陀生誕の地、ルンビニに向かいます。

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