ARROWS不振で富士通が赤字、秋冬商戦で「ツートップ」狙いに
国内携帯電話シェア2位の富士通がスマートフォンの販売不振などを受け、赤字に陥ったことが明らかになりました。
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富士通4─6月期は3年連続の最終赤字、スマホ不振 | テクノロジーニュース | Reuters
ロイター通信社の報道によると、スマートフォンやパソコンの販売不振が響き、富士通の2013年4~6月期の当期損益が219億円の赤字(前年同期は254億円の赤字)に陥ったそうです。
同期が赤字となるのは3年連続のことで、販売不振に加えて円安でパソコンおよび携帯電話の部材調達コストが上昇。携帯電話事業にいたっては「ドコモのツートップ」から外れたこともあり、前年同期比30%の減収で「3桁の赤字」であったとされています。
なお、富士通は秋冬商戦で「Galaxy S4」「Xperia A」のように重点販売機種に採用してもらえるよう取り組んでいることから、通期の出荷計画(520万台)は変更無し。
同社の加藤専務は月産30万台、年間400万弱台売れれば生き残れるという見解を示し、フラッグシップ機が最低でも100万台売れれば負けることはなく、ここで逃げることはないとしています。
ちなみに富士通は従来からシニア向けの携帯電話「らくらくフォン」に力を入れており、8月にはクアッドコアCPUや2GB RAMなどと採用したハイエンドモデル「らくらくスマートフォン2 F-08E」を投入予定。
さらに同モデルとほぼ同じスペックで、新たにdマーケットやGoogle Playも利用できる「らくらくスマートフォン プレミアム F-09E」も投入することが7月に発表されるなど、フラッグシップモデル以外についてもテコ入れを図っています。
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