チェルノブイリの立ち入り禁止区域の動物たちの現在
チェルノブイリ原発事故からもうじき27年を向かえる今、現地の動物たちはどうなっているのでしょうか。定点観測カメラが彼らの姿を捉えていました。
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チェルノブイリ原子力発電所のすぐ近く、原発作業員とその家族たちが住んでいたプリピャチ市。現在このエリアでは昔に比べて動物を見ることが少なくなっているといいます。
しかしその理由は動物の数が減っているからではなく、私達の目の届かないところで動物たちが生きるようになったからだということ。人が住まなくなったことで森は手入れされずに高く深くなり、道路は木々のトンネルのようになっています。そしてそうした森の中で動物たちはテリトリーを広げ、人間が入り込まない場所で生きるようになっています。
これらの写真は定点観測カメラが捉えたそんな動物たちの様子。新たな石棺を作る作業が進むチェルノブイリ原発の近くで、彼らはそんなことを気にもせずに暮らし続けています。
これ以外の動物の画像は下記リンクから。
Animals Of Pripyat English Russia
動物への放射脳の影響の有無はここからだけでは図れません。何万人もの人間が急にいなくなるという大きな環境変化も個体数には反映しているはずで、簡単には結論が出せません。原発事故後の環境の方がより自然に近いとしたら、なんとも皮肉な結果です。
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