ついにジャンプ機能搭載の四足歩行ロボットが登場、マサチューセッツ工科大学が開発
以前BUZZAP!では人間よりも早く走れる四足歩行ロボットが登場したことをお伝えしましたが、ついにはジャンプ機能まで搭載されました。さらに逃げきれなくなりそうです。
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ネット上ではこれまでボストン・ダイナミクス社のBig Dogを始めとした軍事目的で作られた高性能なロボットの話題が繰り返し報じられてきましたが、今回はマサチューセッツ工科大学のチームが野生のチーターを参考に、膝程度の高さの障害物をジャンプで超えることのできるロボットを作成しました。
チーター型ロボットというと、2012年にはボストン・ダイナミクス社がチーターをモデルに時速45.5kmで走ることのできる世界最速の四足歩行ロボットを制作しています。
Cheetah Robot runs 28.3 mph; a bit faster than Usain Bolt – YouTube
今回のマサチューセッツ工科大学のチーター型ロボットはいくつかの発想の転換を行っています。これまでのロボットは内燃機関を搭載し、油圧駆動装置で動いていましたが、これを騒音が大きく非効率的だとして電動モータを使用、コントロールのためのシステムやアルゴリズムも全てを自ら開発しています。
最高速度は時速16kmで、33cmの障害物までを飛び越すことができます。なお、マサチューセッツ工科大学の研究者によると現在の最新バージョンでは時速48kmで走ることができるということで、本物のチーターに追いつく日も遠くないかもしれません。
しかし、ボストン・ダイナミクス社の技術と同様、軍事目的に使われれば多くの悲劇を生み出すことは間違いなさそうです。
MIT’s Robotic Cheetah Can Now Run And Jump While Untethered
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