「ナチ公に飲ませる酒はねえ!」怒りの地域住民が極右の音楽フェスを前に街のビールを買い占め

官民一体となってネオナチを蹴散らしています。詳細は以下から。


ネオナチであろうと音楽フェスを開催するご時世ですが、指をくわえて見ているだけのドイツ人ではありませんでした。

ドイツのザクセン州の小さな街、オストリッツで6月21日と22日にネオナチらが集結する極右音楽フェス「Schild und Schwert Festival」が開催されました。

このフェスに先立ち、東ドイツのドレスデン裁判所は暴力事件の発生を防ぐ目的で、フェスでのアルコールの販売と所持を禁止しました。

これを受け、フェス初日の21日にザクセン警察はフェスに向かうネオナチらから4200リットルのビールを押収。加えて22日にも200リットルを押収しました。

その際の模様は公式ツイッターでも報告されています。

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しかしフェスに向かうドイツ人にとってビールは血液にも増して重要なことは言うまでもありません。会場にビールがなく、手持ちが押収されたらオストリッツの街で買い漁ることは当然想定の範囲内。

そんなこともあろうかと、行動を開始したのがオストリッツの住民たち。フェスの1週間ほど前から彼らは地域のスーパーマーケットのビールをことごとく買い占めてしまったのです。

「ナチ公どもを干上がらせてやりたかったからな。アルコール禁止が決まったら1週間前からスーパーのビール棚を空っぽにしてやろうと思ってたんだ」と住民のGeorg Saldittさんは語っています。

なお、フェス当日には2つの反ネオナチの集団がカウンターを仕掛け、同時に地域のサッカーチーム100周年を祝うPeace Festivalも開催されるなど、集まった600人のネオナチにとっては最悪のフェス体験となった模様です。

この神対応にMichael Kretschmerザクセン州知事は「小さな街の市民らが立ち上がり、ネオナチを歓迎しない意志を明確に示したことに強い感銘を受けた」と惜しみない賞賛を送っています。

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