幸せな人たちに共通する、人生の9つのポイント


幸せな人の共通点とはいったい何でしょうか?詳細は以下から。

幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」とはトルストイの世界的名作「アンナ・カレーニナ」の冒頭の有名な文章ですが、これは幸福に至る事のできる人には共通点があることを匂わせます。

科学ニュースサイトIFLSCIENCE!が、そんな幸せな人の持つ9つのポイントを説明しています。いったいどんなものなのでしょうか?

1.信頼関係の構築
Photo by Mike Monaghan

数百人の男性を70年以上に渡って追跡している研究によると、最も幸福で健康だったのは、自分のことを支えてくれると信頼できる人々と強固な人間関係を養うことのできた人々でした。

信頼し合える人と人間関係を養えれば、それは実際に自分の人生の大きなバックアップとなります。寄る辺ない孤独さよりも信頼関係が幸福へと繋がることは疑いようもないでしょう。

それはもちろん友人の場合もありますが、家族やパートナー、職場の同僚の誰かなのかもしれません。

2.お金よりも時間

より幸福な人はより多くのお金を稼ぐことよりもより多くの時間を得ることを選んでいます。実際には難しくとも、そうしたマインドセットで人生に臨むだけでも満足度はより高いものになります。

時は金なり」と言いますが、失われし時はどれだけ求めても買い戻すことはできません。人生は有限であり、時間は巻き戻らないのです。

時間は人生の一部だと気付くこと、その一部を売ってお金に替えていると考えることだと気付くことが大切です。


3.収入の高さ

幸福で健康な状態は年収を最大で800万円ほども押し上げることになります。これは幸福が先なのか高収入が先なのか悩ましいところですが…。

チャップリンは傑作「ライムライト」の中で「人生に必要なものは、勇気と想像力。それと、ほんの少しのお金です」と語りました。

そして「貧すれば鈍する」という言葉もあるように、貧しさは人の関心を目先の生活に釘付けにし、未来へのまなざしや豊かな感受性までも奪ってしまうことがあるのです。

4.考える習慣

人生の中でゆっくりと立ち止まって良いことについて熟考する習慣を持つ人は、より満たされています。

それはチャップリンの言う想像力なのかもしれません。せわしなく日々をこなすだけでなく、ちょっと考える時間を持つこと。それは少ない睡眠時間より大切かもしれませんし、そもそもしっかり眠れないライフスタイルがあなたの幸福を阻害していると考えてみてもいいのかも。

5.小さな親切
Photo by Virginia State Parks

他人に親切に接する、ボランティア活動に従事するといった利他行動を行う人はより幸福を感じています。

「他人の不幸は蜜の味」というゲスな物言いもありますが、その蜜の味は結局のところ幸福には繋がりません。それよりも誰かの手助けをし、他人の幸福のために動くことが実は自分の幸福を高めることになるのです。急がば回れ。

6.適度な運動
Photo by Hamza Butt

運動はカロリー消費のためだけのものではありません。運動をすることは幸福感の上昇と関係しています。また、運動はある種の心の病を和らげる働きも持っています。

適度な運動が健康に良いことは今さら言うまでもありませんが、多くのスポーツ好きに取っては当たり前ながら、体を動かすことは幸福に繋がります。健康と幸福が一度に手に入ると考えると運動しない手はありませんね。

もちろん身体を壊すような無茶な運動をしては元も子もありません。じっくりはじめていきましょう。

7.モノよりコト

Photo by John Ragai

人はものを買うよりも経験にお金を使った方がより幸福感を感じます。また、ギターやクライミングブーツ、自動車などの新たな経験に繋がる買い物も同様に幸福感を増大させます。

来日する中国人旅行者が「物よりも経験にお金を使うようになった」というニュースが盛んに流れていましたが、経験に繋がらない物にいくらお金を使ってもあまり幸福にはなれないんだと心に刻んでおくとよいのかもしれません。

8.マインドフルネス瞑想
Photo by Evan Brant

最近日本でも流行の兆しの見える「イマココ」を大切にするマインドフルネス瞑想の実践者はより大きな幸福感を感じることができます。

「え?瞑想?」と思うかもしれませんが、NHKシリーズ「キラーストレス」での紹介によると、マインドフルネスは「今の瞬間の現実に常に気づきを向け、その現実をあるがままに知覚し、それに対する思考や感情にとらわれないでいる心の持ち方」を指します。

瞑想技法としてはリンク先のNHKのサイトでも公開されていますが、マインドセットとしてはいつでもできるもの。こうした気持ちで暮らすことを心掛けること…と考えてみるのがよいでしょう。

9.友人との時間
Photo by Sjoerd Los

気の置けない友人との時間は楽しいもの。そうした友人たちとの過ごす時間はあなたの幸福度を大きく上げてくれます。

1.と似ているようにも思いますが、顔を見るだけで心躍り、バカな遊びも一緒にでき、時には飲み明かせる楽しい友人の存在はやはりスペシャルなもの。

面倒な話を全部抜きにしてつきあえる友人を見つける事は簡単ではありませんが、気がついたら既にそばにいて一緒に遊んでいるのかもしれません。


これらはもしかしたら当たり前の事に感じるかもしれませんし、どうにも得難いものだと感じるかもしれません。自分の中の幸福感と9つのポイントを照らし合わせて自分に何が必要なのか、じっくり考えてみてはいかがでしょうか?そして後悔するくらいなら、今からでも、少しずつでも生き方を変えてみてもいいのかもしれません。

幸福について―人生論 (新潮文庫)
ショーペンハウアー
新潮社
売り上げランキング: 17,840

・関連記事
死にゆく人が人生で「やっておけばよかった」と後悔した37のこと | BUZZAP!(バザップ!)

電話やメール、SNSを無視できる人の方が幸福度が高いという研究結果 | BUZZAP!(バザップ!)

Facebookは長時間やればやるほど幸福度が下がるという研究報告 | BUZZAP!(バザップ!)

「与えあうこと」は何をもたらすのか、1分間の動画が教える「利他心」の秘める大きな可能性 | BUZZAP!(バザップ!)

利他性こそが人類の文明社会が生き残る唯一の道であるという研究報告 | BUZZAP!(バザップ!)

太極拳とマインドフルネスを応用したiPhone用瞑想アプリ「Pause」 | BUZZAP!(バザップ!)

幸せな人たちに共通する、人生の9つのポイント
フォローして最新情報を手に入れよう

ライフに関連した楽天商品[PR]