MacBookライクな超小型ノート「GPD Pocket」レビュー、格安なのに高級感ある作り込まれたモデルに



7インチの超小型ボディにMacBookライクなスタイリッシュデザイン、しかもしっかり高性能という、モバイラー垂涎の超小型パソコン「GPD Pocket」の実機を手に入れたので、さっそくレビューをお届けします。

クラウドファウンディング「Indiegogo」で当初の募集額の1522%以上の出資を集めるなど発売前から注目度が高く、スマホやタブレット普及で明るい話題の少なかった超小型パソコン市場に光を差す存在となったGPD Pocketですが、思った以上に作り込まれていました。詳細は以下から。

まずは「GPD Pocket」の外箱。前モデル「GPD WIN」を思い起こさせるデザインです。



中身は至ってシンプル。GPD Pocket本体と取扱説明書、ACアダプタ、USB Type-C-Type-Cケーブルのみで構成されています。



ACアダプタは純正品ないし5V/3A以上を出力できるものが必要とのこと。


ACアダプタもなかなかコンパクト。「ノートパソコンといえばそこそこ大きなACアダプタ」というのは、過去の話です。



そしてこれがGPD Pocket本体。MacBookライクな質感を実現するマグネシウム製ボディを採用しています。



開いたところ。なかなかのスタイリッシュさです。


ディスプレイにはゴリラガラス3採用の7.0インチフルHD(1920×1200)IPS液晶を採用。


ともすれば電子手帳と間違えそうなコンパクトさです。


そしてモバイラーにうれしいのが、このキーボード。


タイプミスを誘発しないアイソレーションキーボードな上、打鍵感が損なわれないよう、ストロークも十分確保してあります。



トラックポイントおよびマウス代わりになる左右のキーを手前に配置。さらにトラックポイント左下には音声通話用のマイクがあります。


トラックポイントの先端は交換可能。赤いヤツに換装してみるのもいいかもしれません。


右側面に排気口、USB Type-C端子、microHDMI端子、USB3.0端子などのインターフェースを集中。



背面はこんな感じ。天板同様、マグネシウムを採用しており、なかなかの質感です。


背面左下にスピーカーがあるほか、7000mAhのバッテリーを内蔵しています。


そして非常にうれしい技適マーク。内蔵されているIEEE802.11 ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1といった無線インターフェースを国内でも堂々と利用できます。


それでは早速セットアップ。もちろん日本語を選ぶことができます。



ちなみにもし「Wi-Fiをオンにしているのに、普段使っているWi-Fiアクセスポイントが見つからない」となった場合、GPD WIN向けに公開されているWiFi Patch(日本用)をダウンロードして解凍し、中に入っているbatファイルを右クリック→管理者として実行すれば大丈夫でした。


プリインストールされているOSはWindows 10 Home



Surface 3とほぼ同じIntelのAtom x7-8750(最大2.56GHz、クアッドコア)、8GB RAM/128GB eMMCを備えています。


セットアップを終えた時点での空き容量は102GB程度


実際に触ってみたところ。GPD WIN同様、レスポンスは悪くありません。また、スピーカーの音量も十分にあります。


キーボードを打つ様子はこんな感じ。慣れれば出先でも十分テキストを打てそうです。


5.5インチ液晶を備えた「GPD WIN」とサイズを比べるとこんな感じに。GPD WINはハンドヘルドで親指タイプが前提だったのに対し、GPD Pocketはテーブルに置いてノートパソコンライクに使うことを想定しています。







iPhone 7 Plusと比べるとこんな感じになります。




ちなみにGPD Pocketで一つ、強く評価したいポイントがこのディスプレイ。


よくよく見てみると分かりますが、ベゼル部分との段差がありません。



安物感が全くないマグネシウムボディにベゼルと段差のない液晶、打鍵感あるキーボードを備えたことにより、180×106×18.5mm、480グラムのコンパクトボディでMacBookライクな高級感を演出することに成功した「GPD Pocket」。あえて背面にロゴをあしらわなかったこと自体も、褒められるのではないでしょうか。


スマホやタブレットでカバーできることが増えた中、それでも残る「Windowsにしかできないこと」への対応策として、なかなか悪くない選択肢のGPD Pocket。特に軽装で歩きたいこの季節、ボディバッグなどに簡単に入ってしまうこのコンパクトさはかなりのアドバンテージです。

なお、以下の通販サイト「GearBest.com」でのGPD Pocket販売価格は6万4338円ですが、サイトに登録してログイン後、クーポンコード「GPDPocket」をすると5万5486円で購入可能。さらに通常価格2207円で販売されるレザーケースも付属します。


クラウドファウンディングサイト「Makuake」での販売価格が69120円、国内予定販売価格に至っては8万6400円程度のため、およそ3万円以上割安になることもあって、かなりの売れ行きを見せています。

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