スマートフォンの電池容量が10倍になる技術が開発される

スマートフォンなどに用いられるリチウムイオン電池の容量を10倍程度に引き上げる技術が開発されました。

スマホ電池、容量10倍 信越化学が新材料 3~4年後に量産

日本経済新聞社の報道によると、信越化学工業がスマートフォンや電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池の新材料を開発したそうです。

これは炭素系材料の代わりに半導体ウエハで培われた加工技術を活用し、シリコンで代替するというもの。炭素系よりも大幅にコスト高となるものの、従来の10倍程度電気を蓄えることが可能になるとのこと。なお、気になる量産時期は3~4年後で、国内外の電池大手に供給する方針とされています。

スマートフォンやタブレット端末はバッテリーを大型化させることで駆動時間を稼いでいますが、この技術が実用化されれば駆動時間が大幅に伸びるだけでなく、駆動時間を犠牲にせず本体を薄型化することも可能。

さらに今後普及が期待される腕時計型デバイスやメガネ型デバイスといった小型機器の長時間駆動も可能になるなど、非常に期待できる内容となっています。

・関連記事
「Tegra 5(Logan)」はGPUにKeplerを採用、消費電力わずか2WでPS3を超える性能に | BUZZAP!(バザップ!)

MediaTekが「真の8コア」CPU開発中、SnapdragonやTegraに並ぶ可能性も | BUZZAP!(バザップ!)

Samsungがベンチマークを不正操作、Galaxy S4が有利になる結果に | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

モバイル に関する人気記事

  1. Pixel 9「処理能力、消費電力、発熱すべて一人負け」の型落ち性能に、Pixel 10のTensor G5はTSMCの3nmプロセスで製造へ
  2. 「折りたたみiPhone」サムスンとアップル協力で実現へ、高耐久でシワもなく超薄型の高品質ディスプレイ完成か
  3. 【朗報】「Galaxy S25 Ultra」6.9インチに大型化、世界最高性能や大容量16GBメモリでiPhone 16 Pro Maxに完全対抗へ
  4. 【悲報】廉価版「Galaxy Z Fold6 FE」開発中止か、HuaweiやZTEの低価格折りたたみスマホなどに対抗できず
  5. 【速報】4K卒業の「Xperia 1 VI」発表、3.5~7.1倍可変の光学ズームに音を立体的に楽しめるスピーカー、ゲーマー向け機能も充実した高性能スマホに進化しつつお値段ほぼ据え置きに

モバイル の最新記事