まるで細胞のかたまり、太陽表面を最新の望遠鏡で撮影したクローズアップ写真がすさまじい

かつては世界中の神話で神とされた太陽。現代人はその太陽が毎秒ごとに水爆数百万発分のエネルギーを核融合反応で発生させる巨大な光り輝く恒星だと認識しています。

そんな太陽を可能な限り拡大して撮影してみると、私たちがイメージする太陽とは全く別の顔が見えてきました。詳細は以下から。


メリカ・ハワイ州のマウイ島のハレアカラ天文台で完成したばかりのダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡が撮影したのがこの太陽の表面のクローズアップ画像。まるで顕微鏡で見る細胞の塊のようですが、これは太陽の表面にプラズマが吹き上がり、沈下してゆく様子です。

解像度は最小単位で30kmとのこと。撮影したのは200万平方キロメートルの範囲で、細胞のように見えるセルのひとつずつが直径数百キロメートルあります。これはひとつでフランスと同等かそれ以上の大きさになります。

こちらの動画では4Kでこの太陽表面の動きを見ることができます。白く見えるところがプラズマが吹き上がっているところで、黒く見えるところで沈下しています。

こちらはダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡の紹介動画。

なお、ダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡は稼働したばかりで、この太陽表面は稼働初日の2019年12月10日に撮影されたもの。現時点でもすべての機能が実装されているわけではないため、今後さらにこれまで見たこともないような画像を見ることができそうです。

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