「最先端プロセスの半導体は常にAppleのもの」
そんな常識が覆されるかもしれません。詳細は以下から。
◆2nmプロセスめぐって、Samsungが公式見解
「Android Headlines」の報道によると、Samsungの広報担当者が同社最先端となる2nmプロセスを採用したプロセッサの製造について、以下のようにコメントしたそうです。
Exynos 2600の生産が中止されるという主張は事実ではなく、根拠のない噂に基づくものであることを確認できます。
これはGizmochinaの「10~20%という、あまりにも低い歩留まり(良品率)のためSamsungがExynos 2600の生産を断念した」という報道を受けたもの。
つまり現時点では2026年発売の「Galaxy S26」に2nmプロセスで製造されたExynos 2600が搭載されることになります。
◆AndroidとiPhoneが最先端プロセスで逆転か
なお、ここで押さえておきたいのが、来年発売されるiPhone 17は2nmプロセスでなく、3nmプロセスで製造されたApple A19を搭載する見込みという点。
これは証券会社のアナリスト、Jeff Pu氏が明かしたものでTSMCの「N3P」と呼ばれる進化した3nmプロセスを採用するとのこと。
つまり2nmプロセスを採用したプロセッサを最初に搭載するのはGalaxy S26で、iPhone 18が半年以上遅れて追随することになります。
Androidには1年遅れて実装される、いわば周回遅れが常態化していた昨今の最先端半導体。逆転劇が実現するかどうかは、Samsungが歩留まりの問題をクリアできるかどうかにかかっています。
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