ゲームにも適した144Hz表示の有機ELディスプレイ、ハイエンドスマホに迫る処理能力を実現して2万円台で販売されているUQ mobile最新スマホ「Xiaomi 14T」。
なんと格安ながらライカ監修のカメラまで搭載しているわけですが、はたしてその実力はいかほどなのでしょうか。同じく低価格ながらGoogleのAIを活用して美麗な写真を撮れるPixel 8aと撮り比べてみました。詳細は以下から。
◆同価格帯の格安高性能スマホを比較
まずは比較に用いた2機種のメインカメラをざっくり再確認。なお、UQ mobileオンラインショップでのMNP一括価格はXiaomi 14Tが3万5300円、Pixel 8aが4万1000円となっています。
・Xiaomi 14T
ソニーの「IMX906(1/1.56インチ)」を搭載した5000万画素メイン、光学2倍の5000万画素望遠、1200万画素超広角の3眼構成。いずれもライカ社の「Summilux」レンズを採用しています。
・Pixel 8a
6400万画素(F1.89、1/1.73インチ)メイン、1200万画素超広角の2眼構成。ズームカメラは無いものの、AIを用いた超解像に一日の長があります。
◆さっそく夜の街を撮影してみた
それでは寒風吹きすさぶ暮れの飯田橋で、あちこち夜景を撮り比べてみました。いずれもXiaomi 14T、Pixel 8aの順番です。
・飯田橋駅
まずは比較的明るいJR飯田橋駅をメインカメラで撮影。「JR飯田橋駅」「果樹園リーベル」の看板や行き交う人々、階段のディティールの細かさなどを見れば、Xiaomi 14Tが抜きん出ていることが分かります。
お次は超広角カメラ。やはりXiaomi 14Tの方がぼやけずに済んでいるほか、奥の建物もキレイに表現できていることがわかります。
2倍望遠。Xiaomi 14Tが光学、Pixel 8aはデジタルズームですが、その差は一目瞭然ではないでしょうか。
・駅前の風景
続いては奥にビルがそびえ立つ飯田橋駅前。ビルの窓や信号機の色、飲食店の看板が白飛びしていないかどうかなどに注目すれば、Xiaomi 14Tにアドバンテージがあることが伝わるはずです。
・味のある飲食店たち
暗めのところでは明るく撮れるPixel 8aに軍配が上がるかと思いきや、右奥の飲食店入口が白飛びしてしまっています。
・食品サンプル
お次は蛍光灯に照らされる食品サンプル。両者ともAIによる補正が入っていますが、どちらがおいしそうに見えるでしょうか。
・川べりの風景
神田川沿いを撮影。水面の質感や照明、木々、奥の建物など比べてみると、明るいところがぼやけないXiaomi 14Tに分があるように見えます。
街路樹のイルミネーションごと高層ビルを縦撮り。前述通り「暗い場所を明るく表現する」ことに関してはPixel 8aが優れていますが、「光をぼやけさせずキレイに撮る」のはXiaomi 14Tが優れているといえそうです。
最後は動画で手ぶれ補正の比較。補正自体はさほど差が無いように見えますが、写真同様センサーの差が映像にも現れています。
総評するとこんな感じ。店舗によっては2万8800円で買い切れてしまうにもかかわらずPixel 8aを処理能力で圧倒し、カメラも同等以上の性能を備えるXiaomi 14Tのコストパフォーマンスの高さが浮き彫りとなりました。
・Xiaomi 14T
画角広め、白飛びが起こりにくい、被写体の細部まで正確に描写できる
・Pixel 8a
画角やや狭い、白飛びが起こりやすい、暗いところは明るく表現できる
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