生成AIで「DIY核融合炉」まさかの実現、低コストかつ短時間の組み立てで起動実験に成功も遮蔽板を忘れるハプニング


生成AIの支援によって、誰でもおうちで核施設を保有できる時代が到来してしまいました。詳細は以下から。

海外メディア「Wccftech」の報道によると、カナダの大学生HudZahさんが生成AI指示のもと核融合実験を行うライブストリーム配信を行い、成功したそうです。

生成AIはAmazonが支援するAnthropic社の次世代モデル「Claude(クロード)」がメインに据えられ、デバッグ、安全性の確保、難解なビルドプロセスの情報処理などで大いに活用したとのこと。

実験成功を伝えるHudZahさんの投稿。複雑な組み立て行程や電気配線に関することではOpenAIの「o1 Pro」を使用し、『このような場面ではo1 Proの方がはるかに有用だった』と語られています。

eBayやAliExpressなどを駆使し2週間で材料をそろえた後は生成AIの指示を受けつつ自宅キッチンで核融合炉の組み立てを開始し、なんと2日足らずで終了。費用はわずか3000ドル(約47万円)で済んだそうです。

完成した炉心はこんな感じ。土台に日本でもおなじみのキットカットやエアロチョコレートなどの箱が使われており、手作り感満載ですが見事に核融合を実現してしまいました。

なお、起動実験に成功するとは思っていなかったのか、自身を守る遮蔽板がその場に用意されていなかったため、必要な措置を施したのち慌てて自室に逃げ込む事態になったとのこと。

核融合ではX線ないし中性子線が放出されてしまうものの、デーモンコア実験などで知られる核分裂とは原理が異なるため大事故には至っていないのが幸いです。

 

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