強大な壁が立ちはだかることになりますが、はたしてシェアを伸ばすことはできるでしょうか。詳細は以下から。
◆新型iPhone SEと激突
Googleに関する最新の内部情報を数多く提供している「Android Headlines」の報道によると、Pixel 9aは3月26日(現地時間)に発売されるそうです。
例年だと5月だったところ大幅前倒しで発売されることになるほか、過去何度か言及されているように、最低価格は499ドル(7万7000円)で据え置きになることが確実視されています。
なお、競合となる新型iPhone SEは4月までに発売される見込み。
Pixel 9もiPhone 16に先んじて発売していたため、有機ELや高性能プロセッサ搭載などの大幅刷新により注目間違いなしの新型iPhone SEに隠れないための戦略なのかもしれません。
◆Nothing Phone(3a)も参戦
さらに昨日、Nothing社が「Phone(3a)」シリーズを3月4日発表と宣言したことで、3月の春商戦本番には廉価版スマホ3種が入り乱れることがほぼ確実に。
Pixel 9aで大きく変わるのはデザインで、凶悪なカメラバンプを備える新型iPhone SEとは対象的に出っ張りのないスマートな背面になるとみられていますが……
デザインに関してはNothing社が特に力を入れるところで、Nothing Phone(3a)は同社の他機種同様に背面をある程度自由にカスタマイズできる見込みです。
また、それぞれが搭載する「Tensor G4」と「Snapdragon 7s Gen3」は処理能力的にも近く、Pixel 9aの真のライバルはNothing Phone(3a)と言えるかもしれません。
しかし、AIに関してはApple Intelligence実装がiPhone 16発売にすら間に合わなかったApple、そもそも参入から日が浅いNothingと違ってGoogleに一日の長があり、Pixel 9aは2機種に負けない強みをしっかり持っています。
特に日本では規制に次ぐ規制でスマホ市場が冷え込み気味なため、個性的な格安スマホたちによる盛り上がりに強く期待したいところです。
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