つい昨日、東京で500を超える企業の重鎮を招いて独自AGI(汎用人工知能)「Cristal(クリスタル)」を発表したばかりのソフトバンクグループ孫正義会長とOpenAIのサム・アルトマンCEOがさっそく動き出しました。詳細は以下から。
日本経済新聞社の報道によると、本日2月4日中に孫会長とアルトマンCEOが韓国ソウル市内のサムスン電子本社を訪れ、李在鎔(イ・ジェヨン)会長と面会するそうです。
内容は明らかにされていませんが、アルトマンCEOは昨日「スマホに代わる生成AI専用端末」や独自半導体の開発に意欲を示していたため、関係する可能性は高いと思われます。
なお、忘れてはいけないのが半導体製造で世界2位の実力を誇るものの、1位を走り続けるTSMCの後塵を拝し続けているサムスンの事情。
とりわけ最先端プロセッサの歩留まりで苦戦しており、Galaxy S25へ自社開発の「Exynos 2500」搭載を見送ったほか、今後実用化にこぎつけてもクアルコムやMediaTek、NVIDIAといった主要顧客をTSMCがほぼ独占しているという背景があります。
つまり、ソフトバンクとOpenAIが手がけるCristalやスマホに代わるAI端末、ひいてはAGI端末のプロセッサを手がけられるのであれば、まさにサムスンにとって渡りに船となるわけです。
ちなみにソフトバンク傘下のarmは最先端プロセッサの設計を手がけている会社。製造部分をサムスンが担うのであれば、お互いの足りないところを補い合える関係となるため、続報が待たれます。
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