Apple Intelligence対応のため、ようやく無印とProで同じ世代のプロセッサを搭載するようになったiPhone 16に続いて、今度は格安スマホ以下だった60Hzから120Hz表示対応などディスプレイの品質向上が見込まれているiPhone 17。
これで極端な差別化が落ち着くかと思いきや、新たな違いが生み出されるようです。詳細は以下から。
◆ついにAndroidと並ぶメモリ容量に
老舗Apple系メディア「9to5Mac」の報道によると、「iPhone 17 Pro」にはハイエンドAndoidスマホなどと同じ12GBメモリが搭載されるそうです。
これは調査会社GF Securitiesの投資家向けメモの中で、Appleのサプライチェーンを担当するアナリスト、Jeff Pu氏が明かしたもの。
Apple Intelligence対応には8GBのメモリが必要となることから、iPhone 15 Pro、iPhone 16、iPhone 16 Pro、iPhone 16e以外は門前払いを食らう形となっていますが、iPhone 17 Proは頭一つ抜けた容量になります。
◆無印とProで「AIができること」を差別化か
Jeff Pu氏は『AI機能の需要増によりPCやスマホメーカーは搭載メモリを増やさざるを得なくなる』と語っており、Apple Intelligenceの高効率ないし高性能化に欠かせない要素とみられるメモリの大容量化。
一方でiPhone 17の搭載メモリは8GB止まりになるとみられているため、iPhone 17 Pro/Pro Maxでは、より高度なAIを利用できるようになる、またはAIのレスポンスが大きく異なる可能性が考えられるわけです。
なお、Apple Intelligence対応のためiPhone 16シリーズは無印、Pro、廉価版すべてで同じ世代の「Apple A18」を搭載したものの、iPhone 17でも同じ世代が採用されるかどうかは非常に不透明なのが現状。
『最低限のAIを利用できる無印や廉価版と、最高峰のAI体験を惜しみなく楽しめるPro』といった差別化をAppleが好みそうかどうかは、多くのファンが理解しているところではないでしょうか。
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