「60Hz有機ELに単眼カメラ、一目で廉価版と分かる見た目で10万円」
そんな内容が衝撃をもたらした新型iPhoneを消費者はどう捉えたのかが明らかになりました。詳細は以下から。
◆iPhone 16e、順調に売れてしまう
ブルームバーグ紙の報道によると、iPhone 16eの発売3日間の売上が好調だったそうです。
これは調査会社IDCが明かしたもので、なんと前モデルにあたるiPhone SE(第3世代)を60%も上回ったとのこと。
「スマホ購入補助金」制度を追い風にXiaomiやHuaweiが活気づく中国市場での不調を覆せるほどではないものの、世界の消費者はiPhone 16eを好意的に受け止めたことになります。
◆日本市場と評価は対称的、小型iPhone改めて絶望的に
なお、家電量販店やネットショップの実売データを集計するBCNランキングのレポートによると、廉価版にもかかわらず発売7日間におけるiPhone 16eの販売台数はiPhone 16のわずか半分に。
廉価版だけで比較しても初代iPhone SEよりはマシではあるものの、第2世代および第3世代に遠く及ばない状況のiPhone 16e。一気に3万6000円も値上がりしてしまった影響は決して小さくないのが分かります。
iPhone SEよりも売れてしまった以上、今後も同じ路線が続くとみられる廉価版iPhone。
今までのような「低価格、コンパクト」路線は消費者によって改めて否定されてしまったと考えるほかありません。
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