世界に先駆けて折りたたみスマホを市場投入したにもかかわらず、中国メーカーに対し苦戦続きのSamsungが、シェア回復の一手になるかもしれないモデルを開発しています。詳細は以下から。
◆廉価版は自社製プロセッサでコスト削減か
韓国メディアthe bellの報道によると、Samsungが「Galaxy Z Flip FE」を開発中しているそうです。
同社初の廉価版折りたたみスマホとなるGalaxy Z Flip FEは、「Galaxy Z Flip7」から数ヶ月遅れて発表されるものとみられています。
また、プロセッサには3nmプロセス採用の自社製プロセッサ「Exynos 2500」搭載が検討されているとのこと。
Exynos 2500は当初Galaxy S25に搭載予定だったものの、歩留まりが安定しなかったため見送られた経緯がありますが、開発自体は次世代の「Exynos 2600」と平行して継続中とされています。
◆シェア回復のため妥協は許されない状況
日本市場へも投入された「nubia Flip2」を手がけたZTEなどが格安の折りたたみスマホを続々と発売しシェアを伸ばす中、ようやく重い腰をあげる決意を固めたSamsung。
しかしながら下手な価格と性能で出せばZTEやMotorola、Huaweiなどに太刀打ちできないため、遅れた分は非常に高い完成度が求められることになります。
「高性能折りたたみ」という分野では三つ折り型に続き巻き取り型の発売まで視野に入るHuaweiに遅れをとっている状況なだけに、Galaxy Z Flip FEの売れ行きは今後のSamsungの戦略に大きな影響を与えることになりそうです。
・関連記事
「Galaxy」廃止も視野に、サムスンが新ブランド検討などスマホ事業に大幅テコ入れへ | Buzzap!
【悲報】サムスンがTSMCに「Exynos」製造委託を交渉中、最先端半導体ついに白旗か | Buzzap!
Galaxy S25「本体のサブスクリプション」登場へ、最新スマホやタブレットを定額で利用できて機種変更も容易に | Buzzap!